2009年7月2日木曜日

[diary]カンパラ到着

カンパラ到着、

08/09/26(金) 晴れ
[ Kabare→Kanpala:Uganda]
※レート:1米ドル=1600ウガンダシリング

・カンパラへ
・朝方カンパラ着
・ひどい宿
・あふれる市場
・近代的な街並み、ショッピングセンター
・バイクタクシー

昨日、ルワンダからウガンダに入国し、カバレというカンパラ行きのバスが出ている町まで来たが、昨日はすでにカンパラ行きのバスは終わっていて乗ることができなかった。次のバスは明日の3時だというからバスターミナルでずっとバスが来るのを待っていた。

3時と聞いていたが、バスが来たのは予定より早かった。それがどこ行きなのかわからないからバスがターミナルに入ってくるたびにバスまで行き、カンパラ行きかと尋ねていた。その調子で3時にはなっていなかったけれども、ターミナルにバスが入って来たので行ってみると、それがぼくが乗るバスだった。座席も無事確保でき、一安心。あとは着くまで待つのみ。

夜中では歩けれど、夜道をぷらぷら歩いている人をぽつぽつ見る。バスは静まりかえっている町の中を轟音をたてながら走る。

乗ってしばらくしたら寝てしまう。睡眠。

気がついたら外は明るくなっていた。時刻は6時過ぎ。バスは舗装された片道一車線の道をまっすぐ走っている。車窓からはレンガ造りの平屋の民家やバナナ畑、それから果樹なのかただの木なのか樹木がごそごそと延々と連なっているのが見える。開いた窓からはひんやりとした風が吹き込んでくる。

しかし、1時間もすると沿道に自動車修理屋やタイヤ屋、その他の商店が並ぶようになり、交通量も増える。通勤しているのか、250cc程度のバイクに大人が2人またがり、カンパラ方面を目指している。「株式会社タシロ」とドアに書いた4トン車くらいのトラックが緑色のバナナを満載して走っている。

しばらくするとバスはやや細い道に入る。下り坂にかかるとそんなに遠くないところにビルが立ち並んでいるのが見える。そのうちバスの速度が落ち、渋滞にはまってしまう。このことでカンパラがもう近いことを確信する。歩道には3歳くらいの女の子が一人地べたに座り込んでいるのが見えた。

渋滞にもまれること30分ほど、ようやくカンパラの街中に入る。時刻は8時ちょうど。カバレからはだいたい5時間かかった。これはガイドブックどおり。

さて、バスが入ったのは巨大な市場が向き合っている地点。歩いて通勤している人々に、バイクタクシー、それに普通のタクシーにバスが入り乱れ、なかなか進まない。乗客たちはバスが立ち往生している間に三々五々降りて行く。

ぼくはガイドブックを取り出し、宿の位置を確認。どうもこの辺りらしいというのがわかったので、ぼくもバスが立ち往生している間にバスから降り、歩いて目的の宿に向かう。

目的の宿は『歩き方』にも載っている安宿。行ってみるとけっこうぼろい。便所は水が流れないし。ただ情報ノートは、ここにあるらしいからそれは見たい。値段も1万ウガンダシリング(約700円)に値上がりしていた。さっき歩いてきたところ辺りには同じように安そうな宿がいくつかあったのだが、探すのは面倒だし、どうせ1泊しかしないしと思ってここに泊まることにする。

部屋に荷物を置いてフロントで情報ノートを借りてしばらく読む。

9時になってから出かける。あたりは交通の要所でもあり、買い物の要所でもあるので人と乗り物がごったがえしている。ルワンダのキガリは静かだったし、人口密度が低かったが、ここはうるさいし、人が多い。

とりあえず両替をしに行かないといけないので、街中の方へ両替屋を探しに行く。

歩き出してすぐにパン屋兼ケーキ屋を発見。昨日からまともに飯を食っていないのでちょっとここで軽く腹ごしらえをする。いろいろあるものからそれほど甘くなさそうな小さなマーブルケーキみたいものを買い、牛乳と一緒に店内で食す。牛乳は500mlのビニール袋入りで600ウガンダシリング(約40円)。ケーキは3倍近く高く1かけらで1700ウガンダシリング(約110円)。

腹が少し膨れたところで本題の続き。また歩き始める。カンパラのまちは坂道が多い。建物が多いし、店も多い。そして人が多い。ジンバブエのハラレもけっこう店は多かったけど、こっちのほうが高層化されているからカンパラの方が店が多いように思う。つまりは今まで行ったアフリカの首都の中でも有数の都市という感じ。一方で歩道の端で本を並べて売っている女の人や歩きながら物売りしている男の人、女の人をしょっちゅう見る。

送信者 uganda


送信者 uganda


いくつかの両替屋や銀行を見て回ってからその中でレートの良かった銀行で両替をする。

銀行の近くの歩道で道に幾種類もの雑誌を並べて売っている女性がいたので、ちょっと雑誌を物色する。ウガンダはルワンダと違って英語が公用語のため、雑誌も英語のものが多い。『African Woman』という女性誌があったのでそれを買ってみる。袋に入っていたため中身は確認できず、いわゆるジャケ買い(表紙買い)。1冊の値段は5000ウガンダシリング(約350円)だからけっこういい値段。

近くに郵便局があったのでそこで絵葉書と切手を買う。絵葉書は1枚1000ウガンダシリング(約60円)、切手は日本まではがき用が1枚1400ウガンダシリング(約90円)。郵便局に入ったときに明らかに周りから浮いた格好をしている人たちがいた。グレーの上下のスーツ。一発で日本人とわかる。仕事なのか協力隊なのか5~6人で何かやっている。

郵便局を出た後、途中で見つけたネット屋でネットをする。ADSL並みに速い。お値段は1時間1500ウガンダシリング(約100円)。

昼が近くなってきたので宿近くの市場に昼飯を食いに行く。

市場は人と物でごったがえしていた。いろんな店が屋根をつけ合わせ品物を積み上げ、狭い通路を人々が歩く。歩いている人の中には肩に手に商品を持って売り歩いている人もいる。服や布地、文房具、石鹸・洗剤の類などなど日常に必要なものが何でもある。それも山盛り。いやいやなかなか豪快。

市場の中には食堂街もあって、木炭を燃料にしたウガンダ風竈(かまど?)の上には大きな鍋がかけられており、中のスープがぐつぐつ言っている。歩いているとそこここの店から声がかかる。鍋を見てまわりしながらどれを食べようかとふらふら考える。結局、そこそこうまそうで客が入っている店に落ち着く。ご飯と肉のぶつ切りが入ったスープ、それにオレンジジュースで4500ウガンダシリング(約300円)。けっこう高い。こんな高いのは南アフリカ以来かもしれない。味は可ではなく不可ではでもなく。

食事後、市場の中で懐中電灯用の乾電池を買う。

その後、宿近くのバス会社に行き、ナイロビ行きのバスのチケットを買う。ナイロビ行きのバスは比較的本数があった。また夜行バスで行こうかと思ったりもしたが、夜中に国境が開いてなかったら面倒だなと思い、明日の朝の便にする。またも朝が早く5時発。このバスに乗れば夜7時くらいには着くという。バス会社は他にも数社あったが、ここのバスはナイロビで泊まる予定をしている宿のすぐ近くが終点だというので、そういう利点もあり、ここのバスを使うことに決める。バス代は45000ウガンダシリング(約3000円)。けっこう高い。

とりあえず今日、すべきことはこれでおしまい。また、街を歩き回る。バイクタクシーやワゴン車のルートバスなど交通量が多い。

ガイドブックを見ていたらショッピングモールが中心部からちょっと離れたところにあるとあったので、そこにバイクタクシーに乗って行ってみる。アフリカではよく見る食品スーパーやスポーツ店、ファーストフード店、服屋、電化製品屋などが入っているが、市場と比べると人の出入りはたいして多くない。ここにやってくる人は車を持っている人が多いようで、駐車場は車でいっぱい。ATMがあったのでそこでちょっとお金をおろす。

帰りはてくてく歩いて帰る。薄暗くなってきた。

帰り道、歩道で物乞いをしていた少女がいたので少々カンパ。

宿に着くころにはすっかり日が暮れていたが、あたりは食堂や屋台が出てにぎやか。明日も長距離移動だからあまり食べるとバスのチケットも買ってあるし、もしものときが怖いのだが、あまりに賑やかなので釣られて辺りをぶらぶらする。湖で採れたらしい小さい魚の揚げ物や肉の串焼き、ご飯ものやチャパティを焼いている屋台など種類も多い。どの屋台も人が入っていて繁盛している。ぼくは魚の揚げ物や串焼き、茹でバナナとジャガイモとトマトのスープなどを食す。最後はチャイとチャパティで仕上げる。チャイは1杯700ウガンダシリング(約50円)、チャパティは1枚200ウガンダシリング(約13円)。これは安い。市場の昼飯はけっこう高かったなぁと改めて感じる。

今夜の宿は4人部屋。明日も早いのでさっさと寝ることにする。ベッドごとに蚊帳はついているのだが、穴があいたりしていて効果があまりありそうにない。なので持ち歩いているガムテープで穴をふさいだりしてから寝る。夜は意外と涼しかった。

FIN

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