2009年6月30日火曜日

[diary]モシからムワンザへ(2日目)

モシからムワンザへ(2日目)

08/09/21(日) 晴れ、ちょろっと雨
[Arusha→Mwanza:Tanzania]
※レート:1米ドル=1150タンザニアシリング

・明朝の出発
・舗装道ときどきサファリ
・平たい風景
・ムワンザ着

結局、バス会社の言いなりとなり、昨晩はバスで夜を明かした。明かしたと言っても、バス自体は夜が空ける前に突然発車。まぁ、なにがなんだかよくわからん。何を基準に発車時刻を決めてんだ?

当然のことながら昨晩もたいして眠れなかったからバスの中で眠ることになる。ゆったりと眠れればいいのだが、あいにくそのようにもいかない。道は舗装されているものの運転が荒い。もっとも道の舗装も一度舗装されたきりでその後はほったらかしのようで、ときおりでこぼこあり。

車窓から見えるのはパラパラと生えている木々と砂、土。沿道に人を見ることもあまりないし、人家もほとんど見ない。平坦な地形だから遠くを見渡せないし、景色に変化が乏しい。

はじめの3時間ほどは舗装道を走っていたのだが、そのうち砂道に入る。写真でよくあるようなさらさらした砂漠的な砂道。こんな砂道を走ったらタイヤがとられるだろうと心配になったが、そこは慣れているのか、一度嵌りかけた以外はわりとすんなり進んだ。タンザニアからルワンダに陸路で行くルートは道が悪いと聞いていたが、たしかにこれは悪い。これまでアフリカで通ってきた道の中ではワーストだ。

雨が降っていないから車はこんな砂道を走れるけど、これが雨降りだったらどろどろ(になるのか?)でぜんぜん駄目だろう。一方、湿りがないから砂の粉がバスを包むように舞い上がる。窓は閉めているけれども、完全に閉まらず隙間があったりするからバスの車内もうっすらと黄土色になる。みなハンカチで口をふさいだりして我慢している。いやいやこれはたまらん。

運転手は勇猛果敢あるいは猪突猛進的な性格の持ち主のようで、砂の中を容赦なくブンブン飛ばす。路面に少々の窪みがあったりしてもスピードを緩めない。当然、バスは縦に激しく揺れる。だから車内は大変。客がトランポリンで遊んでいるかのように、あるいはまた暴れ馬に乗っているかのようにピョンピョン跳ねる。まさかこんな運転をするとは思っていなかったからさすがにぼくも驚く。窪みがあるたびにいちいち腰が座席から浮く。そして打ち付けられるように座席に落ちる。こんなの腰に悪い。

ご当地の人にしてみればいつものことで何も驚くことではないのだろう、と思ってもみたが、さすがにそれは違った。バスが跳ねるたびに運転席に向けて乗客から文句が飛ぶ。運転席のすぐ後ろの座席に座っているおばちゃんも文句を言っていたが、運転手の若い男は耳を貸そうというそぶりさえ見せず相変わらずロデオスキップさせている。なんじゃ、あの運転手は!

1時間か2時間かけっこう長い時間バスの中で跳ねていた。落ち着いたのは舗装道に出てから。さっきまでのピョンピョンがなくなり、落ち着いて座ることができるようになる。こうしてゆったり座ると舗装道がどれだけ快適なものかを実感する。なお、さっきまでの砂道走行のおかげで持ち込んでいたリュックなどにはうっすらと砂が積もっていた。

と、思っていたのも束の間。またもやバスはジャンプ。気を抜いたところへのジャンプだったから体に響く。なんじゃ、いったい! と思って体を乗り出して見ると、どうもさっきのは道路上に設けられているバウンド(?正式名称がわからない。スピードを落とさせるための障害物。中南米やヨーロッパでよく見る。とりあえず以下もこの名称を使う。)だった。運転手はこれまた無視。まったくスピードを落とさずにバウンドに突っ込んでいく。当然われら乗客は飛ぶ。そしてまた乗客が文句らしきことを運転手に言うのだが、まったく聞かない。アフリカではいつも思うけど、長距離移動のときはバスの持ち主や運転手の都合(気分?)にほんとに乗客は振り回される。別に客を神様のように扱えとは言わないけど、もう少し自分の家族なり友人なりを乗せているような感覚で運転してくれないものか。

景色は相変わらずで、土漠的なところに木々が少し生えているだけ。平坦。バオバブの木を見る。ときおり牛を連れて歩いている人たちを見る。またマサイ族らしい服装をしている人たちの集落も見る。

沿道に見る家は土壁で藁・草葺きの屋根だったり、藁・草壁に藁・草葺きの屋根だったりする。舗装されている道路の沿道にはコンクリート作りの平屋などもときおり見る。集落のまわりは畑があるのだが、あまり作物が植わっているのを見ない。今は農閑期なのか?

バスはほんのたまに途中の集落のバスターミナル(と言ってもただの未舗装の駐車場)で止まり、乗客を下ろしたり乗せたりする。そういうところにはいつも食べ物を売ったり、お菓子を売ったり、ペットボトル入りのジュースや水を売ったりしている人がいるから、そういう人から昼飯や水などは買う。ただ当然バスにはトイレが付いていないし、休憩もいつになるかわからないから移動中はほとんど飲まず食わず。と言ってもたいして我慢しているわけではないんだけど。

砂地を抜けた後は、ほとんどが舗装道だった。あとは快適。外を眺めたり、寝込んだりする。窓から風が入ってくるからわりと涼しい。

時間はだんだんと夕方にかかりはじめる。だが、まだ目的地には着かない。夜に着くと面倒なんだけどなぁと思いながら、外を眺める。

17時頃になると沿道に建物が増え始める。目的地のムワンザに入ったらしい。バスは郊外っぽいところにバスターミナルでいったん停車。そこで客がけっこう降りる。ぼくはここが終点なのかと思い、周りの人に聞くがまだだとのこと。

そこから建物が並ぶ片道一車線のやや狭い道を走っていくと前方に湖が見えた。あれがビクトリア湖らしい。映画『ダーウィンの悪夢』の舞台となったところだ。バスは街中に向かって下り坂を下る途中のガソリンスタンドで停車。ここが終点という。

降りるとコンクリートで塗られた地面のあちこちに黒くなった油がべたついている。荷台に預けていたリュックを取りに行く。地面に落とされると油で汚れるので、自分で荷台から下ろそうと急ぐ。

バスが止まったガソリンスタンドにはタクシーの運転手らが客引きに来ていた。スタンドに面している通りには大型ワゴン(トヨタのハイエース)のルートバスが走っている。外はもう日が暮れ、あたりは暗くなっていた。

ガイドブックを取り出し、宿の位置を確認。だが、いまいち自分のいる場所がわからない。なのでとりあえずホテルがありそうなところを見定め、ぶらぶら歩く。幸いなことにガソリンスタンドの近くに宿屋街があった。確認しただけで5軒ほど。値段を聞いて回ってみると意外と高い。1000円はする。300円くらいの安いところもあったが満室。ビジネスホテルふうのきれいなホテルは2000円以上したので断念。結局、7000シリング(約700円)の宿にする。シングルで水シャワー、トイレあり。扇風機はあったが動かない。部屋は8畳ほどあり、ベッドも大きめ。床はコンクリートそのままに近いから見た目はあまりよろしくない。けど、寝るには十分。

部屋に荷物を置いて夜食も兼ねて外をふらつく。ホテルがある並びには同じようなホテルのほか商店や飲み屋などが並んでいた。歩道にはアルコールランプのような小さな火を灯して果物やビスケットなどを売っている人がいる。

ぶらぶら歩いていったらミニ市場みたいな通りを発見。ここも小さな灯の元で商売している。通りの脇にずらっと露店が並ぶ。露店と言っても屋根もないただ商品をビニールシートの上に並べて売っているだけの簡単な露店。湖で取れたものらしい魚や魚の卵のフライ、バナナ、みかん、パイナップル、靴下、靴などなどそれぞれが日常に必要なものをあれこれと売っている。

店を見ながらその通りを抜け、交差点を右へ。こちらの通りは店舗が並んでいたが、もう日が暮れたからかほとんどが閉まっていた。食堂がないかとぶらぶらする。食料雑貨店は開いていた。100mほど歩いたところで右に折れる。そこに1軒安そうな食堂があった。入ってみる。もうそろそろ閉店の時間なのか客は少ないし、店主らしい人たちがテレビ近くのテーブルに座ってテレビを見ている。

適当に空いている4人がけのテーブルに座る。そこへ10代半ばくらいに見える男の子が注文を取りに来た。ぼくはザンジバルで結局食べることができなかったビリアニを食べようとそれがあるか尋ねたがもう終わったとのこと。何があるか聞くとライス&フィッシュかライス&ミートかというところだった。せっかくビクトリア湖近くにいるのでとライス&フィッシュを注文。アルミの平皿に白いご飯とカレー汁のようなものがかかった煮魚が出てきた。多少泥臭いがそこそこいける。お値段1500シリング(約150円)。

食後、食料雑貨店でアイスを買う。1000シリング(約100円)。高い。食堂での食事とアイスがほとんど同じ値段。

帰りがけさっきの露店通りに行って、そこで夜食用にたらこを焼いたような魚の卵揚げとバナナを買って帰る。あとペットボトルの水1.5リットル800シリング(約80円)を買ってから部屋に戻る。

部屋に戻ってからシャワーを浴び、移動中に浴びた砂を洗い流す。

それからガイドブックなどを見て、今後のルートなどを考えながらそのうち寝る。

FIN

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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