2009/01/01(木)
[Teheran:Iran]
レート(テヘランの銀行にて):1米ドル=9830リアル
・明朝テヘラン西バスターミナル着
・ワーヒドに助けられる
・テヘランの正月(?)
・トルクメニスタン大使館を探して
・商店街
バスの中は予想していたよりも暖かかった。アスタラを出て以後、乗客が増えるということもなかったため、ぼくが座っている座席から後ろには相変わらず誰もいず、隣の席も心おきなく使うことができた。体勢を変えるために何度か目を覚ましたものの意外によく眠ることができる。
そして、気が付くとバスは止まり、少ない乗客がみな降りる支度していていた。ぼくは体を起こし、靴を履き、バスから降りる。幸いなことに靴はほぼ乾いていた。
テヘランでも雨が降っていたのか、地面が濡れている。まだ辺りは薄暗い。時間は6時半前。
リュックを背負い、あたりを見回す。イランのお金リアルがまったくないので、まずは両替をしないといけない。バスから降ろされた地点から100mほどのところに小さな飛行場のターミナルのような建物が見えたので、とりあえずそこに行く。
1月1日ということで、バスターミナルには人気(ひとけ)がないのではと予想していたが、まったくこれはハズレだった。バス乗り場となっている駐車場にも、チケットなどを売っているターミナル構内にも多くの人が行き来していた。
朝7時前というのに、ターミナル構内には家族連れなど多くの人がいた。すでに各バス会社の窓口は開いていて、喫茶店にも人が入っている。案内板には英語も併記されており、どこに何があるかだいたいわかるようになっているが、両替所がどこにあるかはわからなかった。
ターミナルの見学も兼ねてぶらぶら歩いて両替所を探す。一方の端まで行ったところトイレがあったので、用をたす。トイレは無料。
トイレの洗面所で手を洗っていると顔を洗ったばかりのやや太めの男性が英語で話しかけてきた。顔を濡らしたまま「Can I help you?」と言うので、なんじゃ?と最初は不信に思ったが、せっかくなので知りたかったことを聞いてみた。
まずは自分がどこにいるかわからなかったので、このターミナルの名前を聞く。テヘランには4つの長距離バスターミナルがあるのだが、そのどこに着いたのかがわかっていなかった。聞くと彼はイラン語(ペルシャ語)で、まず答え、それを英語にして西ターミナルだと教えてくれる。これでひとつ問題が解決した。
それからどこで両替ができるか尋ねる。すると彼は自分に着いてきてというようなことを言って、そのまま歩き始める。濡れていた顔は適当に服で拭いていた。
彼はバス会社の窓口の人に尋ねてくれた。答えはここではできないとのこと。ん~、これは困ったと思ったが、適当にバスに乗って車内でドルを出せば、お釣りをリアルでもらえるだろうと思い、次にバス乗り場を教えてもらう。
市内まで行く一番安い方法はメトロだと彼は言うが、なんのかんの言っているうちにバス乗り場に行くことになった。が、ターミナルを出たところで、彼が朝食は食べないのかと突然聞いてくる。いらないと答えると、彼は「なぜ?イランでは朝食をとるのは普通のことだ」というようなことを言う。それで、ぼくが「お金がない」と答えると彼は「お金なら自分が持っている。来い」と言って、ターミナル構内にあった喫茶店に逆戻りしてしまう。
しょうがないので、ありがたく彼の好意に与(あずか)ることにしてついていく。彼はコーヒーがいいか、チャイがいいかと尋ねてくるのでチャイを頼む。さらに何を食べるかと聞いてくるので、いやいやそれはいらないと言うと、彼は「ノー」と言って、パイ菓子を1個買ってくれる。一方の彼はチャイも菓子もなし。いやぁ、悪いなぁと思いつつ、熱いお茶(紅茶、ティーバッグ)をいただく。ちょっと驚いたのがコップがプラスチックの使い捨てのものだったこと。どこでもたいていガラスコップだから珍しい。さすが石油が出る国ということか?
彼はぼくに日本のどこから来たのか、どこを旅行しているのか、仕事は何をしているのか、結婚しているのか、年齢はいくつなのか、などと聞いてくる。
ぼくが日本人であることを知ったときの彼の反応は、イランには日本人の旅行者がいっぱいいるというものだった。これは意外だった。
彼のことを尋ねると、彼は名をワーヒドと言い、イラクに近いIlamというまちの出身で、年齢は30歳、今はテヘランの大学に通っているという。Ilamというまちでのことなのかははっきりしないが、彼はミツイ(おそらく三井物産)に勤めている人と友達だと言う。日本には良い印象を持っているらしく、いつか日本に行ってみたいと言う。
長テーブルに座って彼と話していたら、隣に座ってきた髭の年輩のおじさんが、自分が持っていたナッツ類(アーモンド、ピスタチオ、干しぶどうなど)を進めてくる。イランではピスタチオがよく取れるのだと彼が説明してくれる。
彼に今日1月1日は休日なのかと尋ねてみると、いや違うと言い、たいていのイスラムの国は明日金曜と土曜が休みだと言う。やっぱり普通の人にとっては今日も普通の日らしい。
ぼくがお茶を飲み終わると、彼は行こうかと立ち上がる。
バス乗り場はたくさん乗り場があるからどこからどこ行きのバスが出ているのかわからない。彼はときどき人に聞きながら市内行きのバス乗り場を探す。
そうしてバス乗り場に到着すると、彼はぼくに2000リアルのお金を手渡してくる。それなら彼に両替してもらおうかと財布を出そうとすると、それを制して「I'm glad see you.」と胸に右手を当てながら言ってから、「Can I go?」と笑顔で聞いてくる。イエス、イエスと言って、彼とお別れ。嬉しい反面なんだか悪いことをしてしまったなぁ、とちょっと複雑な心境。彼が金持ちっぽかったらありがたくいただくのだが、失礼ながらそのようには見えなかった。昨日みかんに使った1マナトを使わないで両替しておけばこんなことにはならなかったんだが、などと、ちょっと反省。
バスはなかなか来なかった。バスを待っていると面白い光景を見る。ぼくはおじさんたちが並んでいた列に並んでバスを待っていたのだが、後から来た女性たちはなぜかぼくらの前に別の列を作って並ぶ。つまり、男だけの列と女だけの列がそれぞれ一本ずつできる。
ホホーっと思いながらバスを待っていたら、辺りを通り過ぎていくバスを見て、また気づく。この男女の別は列だけでなく、車内の座席もそうなっていたのだ。バスによって違うのだが、あるバスは前半分が男性用の座席、後ろ半分が女性用となっている。モロッコでは長距離バスでは前の方は女性優先となっており、ドバイでも市内バスの前の方の座席は女性優先というのがあったが、いずれも混ざり合うことはなきにしもあらずという程度だった。だが、ここではすぱっと別れている。
30分ほど待ってバスがやってきて、乗り込む段になって、バスの乗車口からすでに男女別々になっていることがわかる。正確に言うと車体の中央部にある乗車口は同じなのだが、ドアが開くと縦にバーがあり、そのバーの右側から乗ると車内の前半分の座席へ、左側から乗ると車内後ろ半分の座席へ行くようになっている。ぼくが乗ったバスは男が前、女は後だった。座席の配分はちょうど半分ずつ。この点はドバイより公平だ。
バスはターミナルを出て広い車道を走る。5階建て程度の四角いコンクリート作りの建物が沿道に並んでいるばかりであまり目を引くような建物はない。
右へ左へと何度も曲がる。予想よりもずいぶん時間がかかるので、数人がまとめて降りた停車場で隣のおじさんに尋ねてみたが、ぼくの目的地はまだだった。
道路はよく整備されていて、一部の通りには真ん中にバス専用車線が中央分離帯のようにしてあり、さらにその両脇に片道2車線ずつ車線があった。道路が広く、建物も無味乾燥なものが多いためか、なんだかまちとしては漠とした印象を受ける。
1時間ほど乗っていただろうか、バスは終点に到着。ワーヒドからもらった2000リアルを払うとお釣りに750リアル分のコインをもらう。
着いたのは、トゥープハーネという安宿に近い交通の拠点。ここには市内各所へ向かうバスターミナルや地下鉄の駅がある。またイマーム・ホメイニ広場があるのだが、その名から期待していたようなところではなかった。あまり手入れがされていない。
『旅行人』の地図で現在地を確認していたところ、近くのおじさんが「アミール・カビール?」と尋ねてくる。地図を見てみると目指す宿はアミール・カビールという通り沿いにある。「ダー、ダー」とロシア語のまま答えると、それならあっちだと教えてくれる。
小雨がぱらつく中、急ぎ足でそちらの通りに向かう。アミール・カビール通りは自動車の部品屋街だった。タイなどを売る店が目に付く。自動車の部品屋街の中の宿はシリアのアレッポ以来。
建物の番地を確認しながら歩いていくと、宿の看板発見。無事、ドミトリーも空いており、チェックインできる。これが8時半ごろ。
宿代はドミトリーで1泊50000リアル(約500円)。リアルがないので支払いは後にしてもらう。
ベッドの横に荷物を置き、宿の人から情報ノートをもらい、しばし読む。日本語、韓国語、中国語、英語で書き込みがなされており、韓国語や中国語が意外に多いのに驚く。
トルクメニスタンのビザについての情報がほしかったのだが、あったのは1年ほど前の情報。使えそうにない。ただ、近くに評判のよい宿があり、そっちの情報ノートの方が充実しているというので、その宿の位置をチェック。
一通り読み終わってから宿を出る。まずは両替。銀行はいくつもあって、どこも開店していたが、レートがいいという銀行まで歩いていく。歩いて20分ほど。店内のボードにレートが書かれていたが、アラビア文字にアラビア数字だからどれがどれなのかわからない。
窓口に米ドルを出して両替してもらい、出て来たリアルを数えると1米ドル=9830リアルの計算だった。数日前にネットで見たレートとほぼ同じだから悪くないだろう。しかし、国境のレートは悪すぎだ。やっぱり両替しなくて良かったと思い直す。
ともかくカネができたので、行動開始。まずはトルクメニスタンの大使館。『旅行人』にトルクメニスタン大使館に行く行き方が一応書かれているのだが、どこから何行きのバスに乗るのか細かいことが書かれていないためちとさまよう。ん~、これじゃ時間を食うばかりだと思い、どうせ今日は大使館は開いていないから、先に情報ノートがあるもう一つの宿に行こうと予定変更。
その宿は泊まっている宿の近くの細い路地を入ったところにある。このあたりもボールベアリングなど自動車の部品屋街。とてもそんなところにホテルがあるとは思えないような場所にある。もしかしたらこの一帯の宿は自動車関係の仕事をしている人たち向けの宿として始まったのかもしれない。
宿の人は情報通りフレンドリーだった。情報ノートだけ見に来たけどなんの問題もなし。すんなり見せてくれる。ここでちょっと古いが重要な情報を発見。トルクメニスタン大使館の位置が変わっているらしい。ご丁寧に手書きの地図が書かれていたので、それを下記写す。収穫あり。
ここの宿代を聞いてみたところ、1泊だいたい11米ドルと言う。シングルとは言え、2倍の値段のため泊まるのは見送る。
ここで得た情報を元にトルクメニスタン大使館をめざす。トゥープハーネのバス乗り場で10枚の回数券を買い(2000リアル)、1-24番のバスに乗る。
送信者 iran |
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車内は暖房が効いていて暖かい。今回も男が前で女が後。暖かい上、目的地になかなかつかないのでしばし寝る。
渋滞していたこともあり、1時間近くかかって終点に到着。降りたら雪をかぶった山がすぐ近くに見えた。これまで曇っていたからわからなかったが、テヘランは山が近い。
バスを降りてから山に向かって歩き、モスクか何かの公共施設を右に曲がる。てくてく歩く。中心街からだいぶ離れたので寂しいところかと思いきや、商店が立ち並んでいて、交通量も多く(多すぎるくらい)、けっこう賑やか。
30分ほど歩き、迷うことなくトルクメニスタン大使館を発見。例の情報は今でも有効だった。ほっと一息。
大使館は閉まっていたのだが、Visa Sectionと書かれたドアに張り紙がされていた。そこにはWorking Hourと電話番号が書かれ、向かいの掲示板にはビザ取得にあたっての注意事項のようなものが書かれていた。
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しかし、肝心の次の営業日が書かれていない。なので、警備の人に聞いたが、英語をまったく解さない。ロシア語もダメっぽい。イラン語で明日はと聞くと、明日はダメというようなことを言う。彼はちょっと待ってというような仕草をして、Visa Sectionの掲示板を見てから「Sunday」と言う。次は日曜らしい。
ちょっと中途半端。これなら2日ほど別のまちを先にまわってくるのでも良かったなと思うが、後の祭り。
とりあえず場所と開館日、開館時間、必要な書類などがわかったので、それでよしとして、また歩いて戻る。
戻る途中、学校帰りかなにかの10代半ばくらいの女の子4人ほどがバスを待っていた。彼女らはぼくと見つけると、なにやらにこにこ(にやにや?)しながらこそこそ話をする。彼女らの前を通り過ぎるときには、4人そろって1歩後退する。
沿道に本屋があったので入ってみる。ここは児童向けの本の専門店だったようで、店内には絵本やパズルなどのちょっとしたおもちゃが並んでいた。客は誰もいない。絵本は日本で売られているようなごつい紙質のものではなく、薄目の紙。これまで各地で見た絵本は、たいていヨーロッパのものやその焼き直しみたいなのが多かったが、ここのは当地のオリジナルのようであまり見ない絵柄のものばかり。もちろんアラビア文字なので何が書いてあるかはわからない。何冊かだけ英語の絵本もあり。ただ作者はイランの人っぽい。
その店を出てしばらく歩くとアイス屋を発見。ためしに買うと一玉3000リアル(約30円)。味はまぁまぁ。印象には残らない平凡な味。
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バスを降りた地点まで戻るが、大使館側とは反対側の通りに人の流れがあったので、そっちに行ってみる。こっち側の方が店が多く、しかもアーケード街もあった。トウモロコシの粒を湯がいて何かをかけた食い物(容器はプラスチックのコップ)やフライドポテト、ゆでた(?)赤カブ、同じくゆでた空豆などの軽食を売る小店が少々。
アーケード内は道幅2mほどと狭く、天井などを改装工事中。人通りは多く、いちいち人をよけながら歩かないといけない。
店は隙間なく並んでおり、ピスタチオやアーモンドなどを売るナッツ屋やパン屋(薄いせんべいのようなパンもあり)、洋服屋、靴屋(ブーツが目立つ)、スカーフ屋、手袋・靴下・マフラー屋、お祈り用品店、食堂などいろいろ。アーケードの途中には休憩所なのか宗教施設なのか屋根付きの円形のスペースがあって、その一角にはチャイ屋があった。こんな作りのアーケードは初めてだったので驚く。
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アーケードを出て、外側の道沿いを歩く。こちらも商店が並んでいる。客がたくさん入っているスープ屋のようなところがあったので、そこで昼飯にする。
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入り口入ってすぐ脇に鍋があり、そこに3種類のスープ(?)が並んでいる。
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うち2種類は見た目から判断するに、ヨルダンなどでよく食べられていたひよこ豆のペーストのスープっぽい。ただスープと言ってもかなりとろっとしている。残りの1種類は緑色でスパゲッティのような麺が入っていた。珍しかったので、それを頼む。
ここでも容器はプラスチックのカップ。スープの他に薄いクレープ状のパンがついて1万リアル(約100円)。ちなみにスープには上からチーズに限りなく近い味のヨーグルト(もしくはチーズなのかも)と香菜のオリーブ油漬けみたいなものがかけられる。
スープの味はどこかで食べたことのあるような味。固形の具はない。店内には女性だけの5人グループなどもいた。イラン(テヘランだけか?)じゃ複数とは言え女性が自由に外食できるんだと関心する。それにイランじゃイエメンのようにアバヤで口を隠したりしていないから食べるのには不自由なさそう。もっともスカーフのかぶり方にしても大方の人は前髪を出しているので、それだったら別に紙を隠しているわけじゃないからスカーフしなくてもいいんじゃん?と思ってしまうくらい。それとも前髪よりも後ろ髪を隠すことの方が重要なのか? ちなみにスカーフもいろんな柄や生地を使っているからけっこう自由度は高いように見える。ただまったく髪を隠していない人はいない。けれどもイエメンのように目以外はは真っ黒という人はまずいない。
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歩いていたらアーケード街のすぐわきがショッピングセンターになっていることを発見。入ってみる。地下を1階とすると5階建ての建物で吹き抜けの周りを取り囲むように通路が走り、その外側に店が並んでいる。1階から3階までは洋服屋(まさしく洋服)、靴屋、宝石屋が並ぶ。4階はほぼすべて携帯電話屋及びパソコン、オーディオ屋、そして5階が面白いことにすべて画廊だった。
画廊も30軒ほどあり、小さい店は4畳半ほどしかない。面白いのはその店の店内で絵を描いている店。店内には商品の絵に囲まれて、カンバスがあり、一人黙々と絵を描いている店主がいたりする。絵描き自身が店を持っているのか、それとも経営は別の人がやっているのか、などと疑問が湧く。
各階とも30軒くらいは店があったのでこのショッピングセンターだけでも店は200軒くらいはありそうだった。一部は正月だからか休んでいるところもあり。人は入っていてみな熱心にショーウィンドウをのぞき込んでいた。
ぼくも中央アジアに備えてブーツを買おうかと眺めるが、やっぱり5000円くらいはするようなので保留する。
それからしばらく辺りをふらふらする。ある店が並ぶ小道に入ったときには、たまたますれ違ったおじさんが、なぜか突然飴玉がたくさん入っている袋を差し出してきて、取ってというような仕草をする。えっえっと思いながらも1粒もらうとおじさんは何も言わずにこっとして去っていった。これでイランでの頂きものは早くも2回目。イスラムの国ではイエメンといい、ヨルダンといい、シリアといい、もらってばかりだな。
一通り見て回って戻ることにする。バスを待つがなかなか乗りたいバスが来ない。30分以上待ってようやく乗ることができる。帰りはわりと早かった。
ホメイニ広場に戻った頃には日が傾き、暗くなり始める。日本語が打てるというネットがあるホテルに行ってネットをするが、ダイアルアップ(56kbps)だからかブログの書き込みページが開けず。他時間がかかりすぎて開けないサイトがいくつか。各国でネットをしているが、ダイアルアップは初めてな気がする。いや、2回目か? ただメールを使う分には問題なし。
その後、近くの魚と八百屋バザールを見に行くが広い通り沿いに店が並んでいるだけで迫力はない。魚はカスピ海の魚なのか似たような魚が多い。えびもあり。キャビアらしきものを売っている店もある。
八百屋にはトマト、みかん(柑橘類は数種類あり)、じゃがいも、人参、タマネギ、白菜に似たもの、キャベツ、赤カブ、ぶどう、バナナ、ココヤシの実などなど。印象としてはリンゴが少ない。グルジアにはあれほどあったのに。
大きめのみかん(こっちの人は生食用ではなく、ケバブにかけたりする用として使っているみたい)を1kg買う。11500リアル(約130円)。ちと高いな。輸入品か?
すでに暗くなっていたので宿に戻る。昼前からは雨があがってくれたが、それでも靴が濡れてしまった。ここのところ毎日のように靴がびしょびしょになっている。
宿はシャワーはお湯も出るし、暖房も効いていてよし。あとは貴重品のロッカーがあればいいのだけれど。
今晩の同室人はスウェーデン人、中国人、日本人、オランダ人とぼくの5人。
中国人の彼は、大学生でカザフスタンに留学か何かで行っていて、それが終わったからここまで陸路でやってきたらしい。近々香港に帰るという。トルクメニスタンについて来たら、やたらとカネを要求してくる(ふっかけてくる?)から嫌いだと言っていた。
おしまい
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