2008年6月29日日曜日

本:新訳 君主論』

マキアヴェリ(池田廉訳)『新訳 君主論』中公文庫

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「まず念頭においてほしいのは、ほかの君主国では、ただただ貴族の野望と民衆の驕りに対決すればいいのだが、ローマ皇帝のばあいは、兵士の乱暴と強欲にも耐えなくてはいけないという、第三の難問を抱えこんでいた。」

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第3章「決断力のない君主は、多くのばあい中立の道を選ぶ」
第6章「なにかを説得するのは簡単だが、説得のままの状態に民衆を引きつけておくのがむずかしい」
第8章「恩恵はよりよく人に味わってもらうように、小出しにやらなくてはいけない」
第15章「大事業はすべてけちと見られる人物によってしかなしとげられていない」
第17章「人間は恐れている人より愛情をかけてくれる人を、容赦なく傷つける」
第18章「人間は、手にとって触れるよりも、目で見たことだけで判断してしまう」

書かれてあることは、とりたててすごいこととは思わないが、こうした考え方が生み出されるような時代があったのだということの方が驚きだった。隙あらば他人の地を侵略し、領土を拡大することが各王にとって共通の関心ごとであり、一方領内でも王の地位を狙っている人たちがうごめいているという、荒々しい時代。戦国時代の日本もこのような感じだったのか?

08/06/14
サンタクルスで記

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