2008年8月22日金曜日

[Buenos Aires:Argentin]郵便作業、世界で一番綺麗な本屋、日本料理屋

08/07/01(火) くもり

[Buenos Aires:Argentin]


・送りもの準備
・世界で一番綺麗な本屋
・南米一の日本食屋

7時過ぎに起きる。外は薄暗い。

8時くらいになるとリビングに朝飯を食うために宿泊者が集まる。テレビではNHK。物価の高騰のニュースなどが流れる。

10時頃、日本に送り返すものを入れるための段ボールを探しに行く。狭い通りをきつい排気ガスを吐きながらバスが走っていく。どうも昨日あたりからのどの調子が変だ。まちなかを歩き回っていると、バスの排気ガスに加え、歩きタバコの煙を盛んに吸ってしまうため、だんだんとのどの奥がいがらっぽくなってきた。

段ボールなどのゴミは前日の夕方、集めて回っている人たちがいたから、歩き回っていても道ばたにはなかなか落ちていない。中国人が経営している香港などといった名前のスーパーで段ボールがもらえるという話も聞いたが、なかなか好みのものが見あたらない。

結局、30分ほど歩き回ってたまたま落ちていたちょうどよいサイズのものをゲット。




宿に戻り、梱包。梱包しているうちに写真のデータも一緒に送ろうと思いつき、ブエノスの電気街にDVDとUSBメモリースティックを買いに行く。

メインストリートのフロリダ通りに3階建ての吹き抜けの建物があり、そこにだいたい70軒ほどパソコン機器やその他電気製品を売っている小さな店が入っている。

店を見て回った結果、4GBのメモリースティックが90ペソ(約3500円)だったので、それを購入。4GBだとだいたい8000円くらいはするので格安だ。DVDも1枚購入。1.3ペソ。ちなみにこの電気街ではi-Phonを発見。i-Phonを見たのは初めてだ。

宿のPCではDVDが使えないので、DVDが使えるパソコン屋を探す。これがなかなかない。カネを出してコピーしてくれるところはあるが、自分で使えるパソコンを置いているところは少ない。

ようやく見つけてDVDを焼きに行くが、うまくいかず断念。しょうがないので宿に戻って持ってきたメモリースティックにデータを移し、それを送ることにする。

梱包した段ボールを持って近くの郵便局へ行く。歩きながらふと一つの箱で送るより2つに分けて送った方が安全かと思いつく。伝え聞いた話では、アルゼンチンから日本に荷物を送ったところ、荷物が届かなかったとか中が抜かれていたという話があるし、中央郵便局以外では2kgまでしか送ることができない。

最初から中央郵便局に行く方法もあったが、昨日見に行ったときにはものすごい行列ができていたため、できれば近くの郵便局で済ませたかった。

郵便局では送りもの用の段ボールを売っていたので2kg用の段ボールを買う。1つ3ペソ(約110円)。試しに1つの方に詰めるとちょうど2つの箱に収まりそうだったので、もう1つ追加で買う。

郵便局には20人ほど客が待っている。窓口で用事をすませるには番号を書いた紙をとって、番号待ちをしなければならない。あまりに待っている客が多いので、中には番号札を取ったもののすぐに出ていく人もいる。

うまく2kgの箱に収まったので、これで送れるかと思ったら窓口で重さを量ると4kg近くあり、これではここからは送れないといわれ、中央郵便局に行くよう言われる。

なんだかんだしていたため時間はすでに16時半。ここから歩いて行くには30分ほどかかるため、この日は送るのを断念。宿に戻る。

18時過ぎ、同部屋の一人を連れて日本食屋へ向かう。ブラジルで世話になった人の紹介。

途中、どっかの新聞か何かが世界で一番綺麗な本屋として選んだ店に立ち寄る。行ってみてその評判にうなづく。その本屋は劇場を改造して造ったらしい本屋で、内装は大理石のような石張り。1階の入り口から入り、奥に行くと正面奥に低い舞台があり、そこがカフェになっている。舞台の前のスペースは円形をしており、真ん中には地下に降りるエスカレーターがある。そして、その周りを取り囲むように本棚が並んでいる。

天井は3階まで吹き抜けになっており、2階と3階は円形の壁に沿って廊下があり、そこにも本棚が並んでいる。だから、1階からでも2階の本棚の分野別タイトルが見える。

革張りのゆったりした椅子がところどころに置かれており、そこに深く腰をかけて本を読んでいるおじさんがいる。2階では床に座り壁を背もたれ代わりにして本を読んでいる若い女性もあり。またデジカメで写真を撮っている人もいる。

30分ほど見て回り、目的の店に移動。

ブラジルで世話になった人の名刺を見せるとご飯をごちそうしてくれることに。店の内装は純日本風で畳の部屋やついたてなどもある。ずいぶんお客が入っている。日本人らしい人やアルゼンチン人らしい人たちも次々入ってくる。

途中から席を替わり、奥のカウンターで仕事をしているマスターにいろいろ話を聞かせてもらう。なかなかすごい人で26歳のときに南米に来て、はじめにベネズエラ、それからコロンビア、その後、パナマやペルー、ウルグアイなどでマグロの仕事をしてきたらしい。45歳の頃に日本に帰るが、自分ではまだ若いと思っていたものの就職先等がなく、再び南米に行くことを決意。日本の料理屋で数年修行して、大学時代の先輩等のつながりもありアルゼンチンに移住。そして日本料理屋をはじめたらしい。

今では南米一の日本料理屋と言われ、南米各国から日本人などが来るらしい。また、地元でも有名人が通う店で、なんどかテレビなどの撮影現場として使われたことがあるらしい。

おもしろかったのは、テレビなどを取材を受けても、まったく客が増えなかったらしいこと。最初はテレビの広告効果を期待して無料で受け入れていたが、まったくその効果がないため有料にしたらほとんど依頼がなくなったらしい。

夜中の12時前になったところでタンゴに連れていってもらう。

日付が変わった深夜にホテルに戻る。

Fin

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