08/06/23(月) 晴れときどきくもり
・湖、湾
・メルカドーボラ、イカ、タコ、牡蠣
・フロリッパショッピング
・ボラの刺身
今朝もうまい朝食をごちそうになり、それからお出かけ。近くに住んでいるという日系の人を紹介してくれ、彼がフロリアノポリスを案内してくれるという。彼の年齢は25歳前後。父親が日系で母親がイタリア系。外見はまったくイタリア系で、一目見たときは今日案内してくれる人だとはわからなかった。Aさんが言うには彼の弟はまったく日本人的な外見をしているらしい。
彼は2年前まで日本で働いていたらしい。最初は滋賀だったかのソニーの工場にいたらしいが、ブラジル人同士の喧嘩が多かったため半年かそこらでそこをやめ、それから島根の太田(だったと思う)の村田製作所の工場に移ったという。ちなみにソニーでは労働時間がかなり長く、けっこう大変だった模様。そのためソニー製品は嫌いになったとか。
島根の生活はずいぶん楽しかったよう。日本人、ブラジル人双方の職場仲間とも楽しくすごせ、サッカーをしたり、小旅行をしたりしたらしい。
彼はここに弟と一緒に住んでいて、車も持っている。その車に乗せてもらい、まちめぐりとなった。
島を1周するような感じでまわる。途中、眺めのいい場所で休憩。
中心部に行き、バスターミナルの駐車場に車を置き、歩いて市街地散策。ターミナルの近くには市場があったので、そこをまず見る。煉瓦づくりの建物2棟の中に店が並んでいて、1棟は靴屋や服屋ばかり、もう1棟は魚や野菜、果物屋ばかりだった。
特に魚屋が多く、イカ、タコ、牡蠣、なまずのような顔をした魚などいろいろ売られている。なかでもボラは大量に売られており、その卵も売られていた。
ここの市場は全長100m程度で一本道の両脇に店がならんでいるだけなので小さい。その店もきれいに整備されているので、市場と言うよりも商店街という感じだ。
そこから陸地川に1本入った通りが歩行者天国になっていたので、そこがメインストリートのよう。基本的にヨーロッパ的。多様な店が立ち並んでいるが、面白味にはかける。見慣れた風景という感じ。
ただ路上で物売りしている人たちはそれなりにいて、靴下やシャツやピーナッツ菓子などを手に持って売り歩いている。5本指ソックスを探すがなし。
中心街はとても小さく商店が集まっている地帯は30分もあれば一通り歩いてまわれる程度。
郵便局で日本人移民100周年の切手を購入。
その後、彼の用事で電気会社と学校に立ち寄る。まちは2時間ほど見ただけで退散。
家に戻る。途中、目に付いたフロリッパショッピングというショッピングモールに行く。吹き抜け2階立てのショッピングでスポーツショップやブランド服の店、本屋、スーパー、携帯電話屋などが入っている。中米各地の首都にあるショッピングモールと比べると小さい。
驚いたのは1階のフロアにアイススケートのリンクがあったこと。ブラジルでアイススケートに出くわすとは思っていなかった。25mプールよりももっと小さいくらいのサイズだが、子どもには十分の広さ。だが、遊んでいるのはそこのスタッフらしき人のみ。そもそもこのショッピングモール自体客が少ない。
それから家に戻る。
戻るとAさんが庭でボラをさばいていた。ボラの刺身が今晩メインらしい。昨日は肉で今日は魚。ボラの刺身の他にも牡蠣が登場。生牡蠣と殻のまま焼いた牡蠣とをたらふく食べる。まさしく至福のひととき。アボガドは醤油で。Bさんはブラジル生まれの人だが、アボガドは砂糖をつけて食べる方が好きらしい。
夜はAさんがブラジルに移住してきてから数年前まで住んでいたという移住地のラーモス移住地の記念誌を読む。ここの人たちも苦労している。やっとものになりそうだったりんご(だったっけ?)が霜害で全滅したりと、厳しい状況に直面しながらも乗り越えつつ、現在まで頑張っているよう。巻末にある名簿を見ると、なんと延岡市山下町出身や北川出身の家族がいた。
Fin
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