2008年12月30日火曜日

[diary]マプトからシモイオへ

マプトからシモイオへ

08/09/02(火) 晴れ
[Maputo→Chimoio:Mozanbique]

・眠れない夜
・7時過ぎチェックアウト
・ジュンタで出発待ち
・ジュンタの売り物たち
・トロいバス

昨晩に続き、今朝もテント泊。今度は暑くてなかなか眠れない。テントの外側のカバーをちょっと開けて空気を入れる。

6時過ぎには起き、テントを畳んで出発の準備をする。テントを宿の人に返し、6時半頃には宿を出る。

Juntaというバスターミナルに行くバスが走っている幹線道路まで歩いていき、道ばたでバスを捕まえる。リュックを背負っていたが、幸いバスに乗っている客は少なかったのですんなりと乗れる。

Juntaに着いたのは7時過ぎ。まだ朝早いのにすでにターミナルにはパンなどを売る人たちが集まってきている。バスが停まっている方へ歩いていくとどこに行くのかと次々と訪ねてくる。シモイオに行きたいというとバスを案内してくれる。大型バスだが作りは一昔前の古いタイプ。シモイオ直通のバスは朝5時くらいに出るのが1本あるだけで他はないと聞いていたのに、自信満々にこのバスだと案内され、ちょっと不安になる。

ごちゃごちゃしている中からバスの主らしい男が現れ、チケットを切ってくれる。チケットにはバスの行き先の地名がいくつも印字されており、客の行き先を聞いて該当の地名を丸で囲み、運賃を書き込む。チケットをくれた男は、シモイオまでと言ったにもかかわらず、違う地名に丸を付けていた。よく見てみるとそもそも地名の一覧の中にシモイオがない。バスのフロントに書かれている行き先ももっと北のまちの名前。

う~ん、これは怪しいと彼が丸を付けていた地名をガイドブックの地図で確認すると、南北を貫いている幹線道路とシモイオに続く東西の道路が交差するまちの名前だった。早起きするのが面倒なので、近くまで行ければと思っていたところなので、乗り換えが必要だけどかなり近くまで行くようなのでいいかと結局そのままそのバスに乗ることにする。

バスはなかなか出発しないので、外で待つ。突っ立っていると服売りのおばちゃんやフランスパン売りのおばちゃんたちがやってきて、買わないかと聞いてくる。今回の移動も一日がかりなので、あまり腹に食い物はいれたくなかったが、せっかくなのでフランスパンを買う。でかくてなかなかうまい。

客が集まったのか8時50分にバスは発車。車内は正面を見て右手が3人掛けのシートで通路を挟んで左側が2人がけのシート。一応、座席番号が割り当てられていたので、その席に行ってみると、ぼくは3人掛けのシートで他の二人はおばちゃん。窓際に座ったおばちゃんは荷物を足下に大量に置いていてそれをまたぐようにして座っていて、そのとなり真ん中に座ったおばちゃんは5~6歳くらいの男の子を連れているため、二人とも1.3人ぶんほどのスペースを使っている。当然、ぼくの座るスペースは1人分以下。ハンケツ状態。一応、隣のおばちゃんは奥にずってくれるのだが、そのうちこちら側にはみ出してくる。

そんな状態だから座席から落っこちそうで、おちおち寝てもいられない。

走り出してしばらくするとどこかからたばこの臭いがしてくる。誰だ?と思って見回して見ると、通路を挟んで左後ろの席に座っていたおじさんが吸っていた。バスの車内で吸うなよなと思っていたら、隣のおばちゃん(というか見た目はおばあちゃんに近い)がワーっと文句を言って、そのおじさんの口からたばこを取り上げ手で消してしまった。すばらしい!その後、そのおじさんは再びたばこを口にすることはなかった。

ガイドブックには丸一日もかからない程度で目的地に着くようなことが書かれてあったが、走り出してみるとバスがとてつもなく遅い。速度メーターは見えないし、どうせ見えても壊れているのだろうが、体感速度では平たい道でも50km程度も出ていないように感じる。特に登り坂となるとがくんとスピードが落ち、時速20kmも出ていないのではと思えるほど。あまりの遅さにこれは2日くらいかかるのではと呆然となる。

14時頃、サイサイ(XAIXAI)に到着。それから19時20分にマシシに到着。マシシで晩飯休憩があったため、ビスケットを買って晩飯代わり。30分ほど休憩した後、再出発。先は長そう。

Fin

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