2008年5月26日月曜日

海上の一日

08/05/21(水)

・くもりときどき雨、のち少し晴れ
・いるか、海鳥、
・雪をかぶった山々

まったく揺れを感じることもなく、快眠。7時頃、同室のおじさんの携帯のアラームがなる。

丸い窓から外を見るが、まだ暗い。

7時半に船内に朝食を知らせるアナウンスが流れる。スリッパを履いて食堂室へ向かう。今朝の朝食は昨晩の鮭の切り身の迫力とはうってかわって、パンにコーンフレークにヨーグルト、果物、スクランブルエッグにチーズとハム、オレンジジュースのみ。ホットミルクもあり。

食堂室の窓からは濃い緑色の山々が連なっているのが見える。山の背丈は低いが、頭に雪をかぶっている山もある。空からは雨。

雨に降られると、船の移動の楽しみが半減、いや8割減くらいになる。デッキに出ることができないし、出てもあたりが雲に覆われていてはあまり気持ちいい景色も見られない。

今日は一日食堂室かな。それでもまわりがどんなけ式だったか記録するため定期的に写真を撮る。

もう一人の日本人は、なかなか饒舌でいろいろ旅に関する話題を展開する。アフリカも1周したというので、アフリカのガイドブックを持ってきて、若干の情報収集を行う。シルクロードについても同様。シルクロードについては中国からイスタンブールを目指すのはわりかし楽だが、反対ルートはビザの取得が面倒らしい。ビザを取るのに10日待ちや2週間待ちは普通らしい。

食堂室と同じスペースにあるロビーでは映画が始まる。パイレーツオブカリビアンらしい。

11時頃、ちょっとデッキに出てみる。すると、進行方向左手にイルカの群を発見。10頭近くが海面を飛び跳ねている。が、船が近づくと隠れてしまい、見ることができたのはほんの数秒だった。

12時半、お待ちかねのお昼ご飯。

食事後、もう一人の人と一緒に操縦室を見学。レトロな作りの中に液晶のパソコンが1台あり、現在地を示している。聞くと、この船はフィンランド産で1972年に造船されたという。

飛行機と同じように操縦かんには誰も触れていない。

雨が上がったので操縦室の上のデッキにあがる。雲が深く立ちこめており、遠くを見遙かす事はできない。ただ、両脇に山が見えるだけ。

スリッパのままデッキにあがったが、それほど寒くはなかった。気温計で計っても5度くらいはある。風にあたるとさすがに寒いが、当たらなければずっと外にいてもたいして冷えない。耳や鼻が寒さで痛くなることもない。冬の我が家と同じ程度だ。

夕方前になって、わずかに太陽の光が射してきたが、16時を過ぎた頃からググッと傾き始める。17時半過ぎに日は沈み、あたりはすっかり暗くなる。

これから一時的に太平洋に出るためか、徐々に波が高くなりはじめ、船体が縦に大きく揺れているのが、見た目にもはっきりわかる。これだけ揺れるとちょっと酔ってしまいそうだなとやや不安になる。

19時半に夕食。今晩は肉だった。中南米にいる間、何かと鶏肉だの肉料理を多く食べてきた(そういうメニューが多いのも一因だが)ので、なんだかすっかり肉に飽きてきた。

船の揺れは大きいままで、このままでは酔ってしまいそうだったので、食後はさっさとベッドで寝る。

Fin

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