2008年4月3日木曜日

グアテマラシティの市場などをぷらぷら

グアテマラシティをぶらぶら

08/03/29(土)

・メキシコペソ両替
・中央市場
・白い飲み物
・部屋替え

朝はのんびり起きる。窓を閉め切っていたが、なかなか涼しい。蚊も虫もいない。

銀行が開く時間を見計らって宿を出る。土曜はだいたいどこも8時から13時までやっていて、電気店内にあるBanco Aztekaは夕方まで両替はやっているよう。

銀行を2~3軒まわって、メキシコペソを両替できるか聞いて回るが、だめ。どこもできないと言われる。どこで両替できるか聞くと、ある銀行の窓口の人はCasa de Cambioでできると言う。なので、その両替屋を探すのだが、他のまちのように通りに面してそれと示している店は見つからない。

どうしようかと思っていたらあるショッピングセンターの吹き抜けの入り口のところに怪しげなおじさんたちを発見。これはと思ったらやはり、前を通りかかると”ドラー”などと言って声をかけてくる。

メキシコのペソも両替できるか聞くとできるというので、このおじさんに両替してもらうことにする。両替したい旨を伝えると、おじさんはこちらへとショッピングセンターの地下へ行く階段を案内する。ショッピングセンターは地下2階にまで店があるが、店の中では電気が点いていてもいわゆる廊下部分には電気は点いていない。

薄暗い中歩いていくので、これは人気のないところに行くのかなと思い、やや不安になるも、ここにも銃を持った警備員がいるので、何かあっても大丈夫かと思い、おじさんについていく。

そしたら、おじさんは美容室の店の中に入っていった。なるほど、ここの店主とつるんで闇両替をしているのだな、と勘ぐっていたら、美容室の奥に両替屋の事務室があり、大手の銀行の代理店(銀行の代理店なんてあるのかしらないが)であるようなことを書いた看板もあった。

そこには別のおじさんがいて、ぼくを案内してきたおじさんがその人に紹介する。いくら両替するか聞かれ、残っていた500ペソを渡す。するとそのおじさんは事務室内に消え、札束を持ってきて現れる。その中から250ケツァールぶんを取り出し、手渡される。つまり、1ペソ=2ケツァール。プエルトバリオスで両替したときと同じレート。米ドルで考えれば、やはり10ドルほど損することになるが、これ以上先に行っても両替できそうにないので、それで手を打つことにする。

無事、両替は済み、散歩に出かける。まずは中央市場の方向に向かう。

露店が立ち並ぶ6aアベニューを北に行くと中央公園(Parque Central:パルケセントラル)があり、公園の周囲には国立文化宮殿やカテドラル、高級そうな店がたち並んでいる。

公園から東に通りを下ったところに市場はあり、メキシコのように建物の中に野菜や果物、肉、土産物などの店が入っている。

ここが他と違っているのは建物の地下に野菜売場などがあること。地上に2階建てではなく、地下(と言っても土地が傾斜していることから真下に掘ったという形ではなさそう)に店がある。

なので、道から階段を下って市場に入る。

ぼくが降りた階段は土産物屋が並ぶ一画に降りる階段だった。中に入ると竹で作ったかごなどが並ぶ。他で見なかったものとしては陶器の花瓶やつくりもの、カップなどを売っている店が多い。また、竹製品の店もこれまで見てきた市場と比べると多い。少ないのは服屋などで、民族服のような色彩の上着や生地、ズボンなどが売られている。寝間着用に持ってきた綿の長ズボンが、あちこちにひっかけて2カ所破れていたので、記念にズボンを買おうと思うが、リュックにまだそのスペースがないこともあり、値段も聞かずに断念する。

土産物屋街を一回りして、1段上がる。こちらは食堂や野菜などが立ち並ぶフロア。朝の10時過ぎということで、食堂はまだ準備中のところが多いが、お客はそれなりに入っている。一部の店に人だかりができていて、なんだなんだと思って見に行くと、何やらみなコップに入った白い飲み物や黄色い飲み物を飲んでいる。また、大きな茶碗に茶色いどろっとしたものもスプーンを使って飲まれている。

ぼくも仲間に入りたかったが、店は畳2畳ぶんくらいの小さな店に20人くらいまわりで食ったり飲んだり、待っていたりするのでもう少し客が減るまであたりをふらつくことにする。

肉や魚も売っているが、売場面積は狭い。キューバのように豚の頭がぶら下がっていることもなく、わりと日本の肉屋のように原型がわからないような切り身ばかり置いている店が多い。ここでも内臓が売られていて、これらが食べられていることが伺われる。

その他、花屋や造花屋、ろうそく屋などもある。

ショーケースにずらっと料理を並べた小さな店にも人だかりができている。日本で言うとデパ地下に近い。それらの店には腰掛け椅子がいくつかあるが、その数以上に人がそこで飲み食いしているので、パッと見た印象は立ち食いの店に見える。通路は二人がちょうどすれ違えるくらいの幅しかないから、そうした料理屋の周りは通路が狭くなり、混雑のもとになっている。

しばらくまわって、客が空いてきたのを見計らって気になったショーケースのお店で朝食。トトルティージャの生地にトマトソースで煮込んだ鶏肉などが入っているものにご飯を乗っけたものと、揚げたトルティージャに生野菜とチーズがのっかっているものを食べる。その他、気になる料理が多々ある。全部で20種類くらいだろうか。3日間くらい毎食通わないと食べきれないくらいある。

そのあと、その店の向かいにあった白い飲み物を出す店に行く。白い飲み物を注文する。火にかけていた寸胴の鍋からお玉で汁をすくい上げ、縦長のコップに並々とついでくれる。見た目は甘酒そのもの。ご飯のつぶが残っていて、真っ白。

飲んでみると、甘い。そして熱い。少々口の中をやけどする。名前を聞くとArroz con letze(米と牛乳)と言う(ふうに聞こえた)。どうも牛乳の中に米を入れて炊いているよう。ただ甘いのでただの牛乳ではなさそう。味からすると、米を大量の水で炊いて、そこにコンデンスミルクを入れたら同じようなできそうな気がする。

他にも薄茶色の同じような飲み物(?)もあり、それも気になるが腹に入りそうになかったので、パス。それから同じようにコップに注がれて出されている黄色い飲み物もあったが、これはポタージュのよう。

とにかく満腹になったので、お金を払ってでる。驚いたのが、その料金。白い飲み物の他にパンに揚げ物(茄子の肉詰め)を挟んだものも食べたのだが、その2つ合わせて2ケツァール(約30円)。スペイン語では2(ドス)と12(ドセ)の発音が似ているので、最初”12(ドセ)”と言われたと思い、20ケツァール札を渡したのだが、違うと言われ上記のよな値段であることが判明。たいていのものは5ケツァール以上するのでなんか間違っているのではないかと思ったが、店の人は2ケツァールを受け取るのみだった。

それから腹ごなしも兼ねて、Zona10にある民族服などを扱っている博物館に向かい歩く。

途中、宿からより近い市場に寄る。こちらも建物の中に個店が並び、建物の周囲の通路(屋根付き)にさらに果物屋などが並んでいる。こちらは土産物屋などはなく、食料品や日用品が中心。お客はそこそこいる。こちらの市場の中にも食堂があって、そこを見て回ると、野菜がたくさん入ったスープを食べている人がいる。

どこに行っても食べるところには事欠かないのだが、やはり肉類が多く、なかなかまともに野菜を食べられる店・屋台がないのが、困り物だったのだが、ここではたっぷり食べられそう。

今晩の夕食はここにしようと思い、とりあえず博物館まで歩く。

40分ほど歩く。ツーリストインフォメーションでもらった地図を見る限りでは、すぐ近くまで来ているはずなのだが、わからない。歩いている人が少ない地帯のようで、たまにすれ違う人に聞いてもわからないと言われる。

ガイドブックを持ち歩いていなかったので、結局、わからないまま一旦宿に帰る。帰ってガイドブックで確認したら入り口まで行っていた大学の中にあるとのことだった。だが、13時までしかやっていないとのことで、そのあたりをうろうろしていたのが12時を過ぎていたから、どちらにしてもダメだった。

宿に戻って部屋を替える。昨晩泊まった部屋は70ケツァール(約1000)だから、そんなに高くもないし、居心地は悪くないが、宿代くらいは節約しようと40ケツァール(約600円)の部屋に移動する。

部屋を見るとおしおき部屋のような部屋で、広さこそ6畳近くあるもののあるのはベッドに裸電球1つ。壁の塗装がところどころはげ、一部は黒ずんでいる。しかも部屋のドアの鍵が壊れていた。スタッフのにいさんがすぐに付けると言って、南京錠がかかるよう観音扉の両方にわっか頭のネジを付けてくれる。だが、ネジを設置した箇所はすでに何カ所も以前に開けたネジ穴が残っていて、右側ドアに至っては縦に完全に割れていて、にいさんが付けてくれたネジを引っ張ると簡単に抜ける。

う~ん、これは鍵とは言わないと思うんですが・・・。さっき鍵を付けた後、スタッフのにいさんは、さわやかな顔して、”鍵を付けたから”と言ってフロントに戻って行った。そのさわやかな笑顔は、鍵なんかなくても大丈夫さ、と言っているようでもあったので、ここの宿の人を信じて、この部屋に泊まることにする。

あと、この新しい部屋で気になるのは、ベッド。部屋に入ったときにはすでにベッドメイキングされている状態だったのだが、シーツなどを触ると多少湿り気を感じる。

こんな部屋だから頻繁に旅行者が泊まっているとは思えない。最後にシーツなどを替えたのはいつなのかが気になる。それにドアの下には1cmほどの隙間もあるし、ドアの丈夫の2つの窓は2つともガラスがなく、1つは段ボールのようなものでふさがれているが、一方は開いたまま。これだと夜、電球を点けていると虫も蚊も入ってきそう。

間違いなく、この旅でワーストの部屋だが、まぁ、それも神が与えた人生の試練だと解釈し、とりあえず1晩試すことにする。あまりにひどいようだったら明日また部屋を替えよう。

やや不安に思いながら、部屋に荷物を置き、鍵をかけ(たつもりになって)、エルサルバドル行きのバスターミナルを探しに行く。宿の人に聞くと近くにあるという。地図を見せるが、いまいち地図の見方がわからないようで、地図なしで聞いたときに言った方向と地図に示した場所が一致していないように思った。

とりあえず、外に行ってみる。近くにはバスターミナルがいくつかあるのだが、そのどれがエルサルバドル行きかは聞かないとわからない。それで、そうしたターミナルに行き、そこにいる人に聞く。

そうしてたどり着いたターミナルの受付窓口でエルサルバドル行きを聞く。13時発で料金は199ケツァール(約3000円)と言う。ガイドブックによると12米ドル(100ケツァール程度)で行けるとあったので、えらく高いなと思い、聞き返すがやはり199ケツァールだと言う。宿から歩いて10分もかからないところにあるから、近くていいのだが高い。

一応、ターミナルの位置と料金はわかったので、そこを後にする。

例のごとく、今日も道ばたでマンゴーやパイナップルを買い食いしていたので、あまり腹は減ってなかったが、暗くなる前に夕食を済ませようと思い、例の市場の食堂に行く。

すると目的のスープなどを出していた店はすでに閉まっていた。

しょうがないので、これをいいことは今晩は腹を休めることにして、宿に戻り、あとは部屋で過ごす。

おわり。

08/04/04
グラナダよりアップ

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Arroz con letze(米と牛乳)を食べましたか!
美味しかったですか?

私は現地では食べたことがないのですが、
五反田にあるペルー料理屋で、冷たいのを食べました。
デザートという位置づけで出されていたのですが、
3人で3本注文すると、「いいのか?」と聞いて来たので、
「試食」という感じで1本注文しました。
まあ、それなりでしたけど、1本で十分でした。

ホットは、どんな感じなんでしょう???