2008年4月7日月曜日

サンサルバドル(エルサルバドル)からグラナダ(ニカラグア)へ

2008.4.2.( )

アラームをかけていた携帯が信用できず、夜中何度も目が覚める。

3時。突然の豪雨の音で目が覚める。リュックのカバーはあるものの、合羽がない。1時間後も降っていたらこれはずぶぬれになるなぁ、と悲観しながら、また眠りにつく。

次に目覚めたのが4時。やはり携帯は鳴らなかった。どうすればなるのかよくわからない。とにかく荷造りをする。幸いなことに、外から雨音は聞こえてこない。ドアを開けて確認。よかった。

4時半に部屋を出る。宿の中は真っ暗。懐中電灯を取り出し、フロントへ。呼びベルを4回鳴らす。昨日、朝4時半に出ると伝えていたのに、やっぱり今日の夜番の人に情報が伝わっていないよう。スタッフのフロントの右奥がフロントの人が寝ているところのようで、ドアが少し開いていたので、そこからライトで中を照らす。5回目のベルとその光でようやくすたっふのおにいさんが起きてくる。

愛想はよく、寝てたカッコウのまま(上半身裸のまま)、すぐに入り口を開けてくれる。まずは内側の鉄格子のドアを開け、それから外側の木製のドアの鍵を開けてくれる。

表は街灯のあかりでホテル内よりも明るい。目の前をトラックが一台通り過ぎる。バス乗り場までは100mくらいなので、すぐなのだが、運悪く麻薬の取引現場などにかち合わせなければいいがなどと、過剰に神経をとがらせながら歩く。

5分もかからず、無事にバスターミナルに着く。ターミナルの入り口では、昨日と同じ警備員が散弾銃のような銃を持って警備している。すでに何人かお客が待合室にはいた。車で送られてくる人もいる。

4時45分にターミナルの待合室に着いていたのだが、実際の乗車の手続きは5時からするという。それまでしばらくぼーっと待つ。枕を持って待合室に入ってくるおばさんもいる。

5時を過ぎて、受付窓口で手続き。昨日、買ったチケットとパスポートを見せると、バスの座席番号などを書いた乗車券とニカラグアの入国カードを渡される。受付横の荷物預け場でリュックを預ける。測りの上に乗せたら68kgもあった。どうりで重いわけだ。リュック自体が65~70リットルで、それがパンパンになっていて、かつ中身は紙の類が多いからそれもそうかと今頃気づく。

荷物の半券を受け取り、金属反応を調べる機械の中を通る。銃を持っている人が、ここでチケットのチェック。行き先を聞かれ、マナグアと言うと、チケットを確認し、乗り場SALE1に行くよう言われる。乗り場は1階下。階段を下りていく。

バスがまだ乗り場に入っていなかったので、待合室でニカラグアの入国カードを記入。親切なことに、スペイン語と英語の双方が併記されている。英語でわからない単語があるものの、勘で記入。

5時半前にバスが入る。黒塗りのいかにも豪華そうなメルセデスベンツのバス。バスは立派だが、肝心の客は予感していたとおり少なかった。ぼくを入れて総勢8人。こんなに客が少なければ、値段も高くなるわけだ。

バスはほぼ予定通り5時40分に発車。サンサルバドルの幹線道路を走る。ようやくまちは薄明るくなりはじめていた。予想外だったのが、すでに多くの人が動き出していたこと。車窓から外を眺めていると、路線バスとひっきりなしにすれ違う。どのバスにも乗客は7割は乗っていて、多いバスになると立っているお客もいる。また、バス停がある付近の屋台もすでに開店している屋台があり、ぶら下がっている白熱灯のオレンジ色の光の下、ププスやパンなどを売っている。昨日の夕方、日が暮れようとしている頃に、これらの屋台の前を歩いたが、そのときもやっていたから、もし、一人の人がずっと店に立っているとすれば12時間以上屋台で仕事をしていることになる。

10分も走った頃、左手にはトタンを張り合わせて作った家々が集まっている地帯が見える。5m幅くらいの未舗装の道路を挟んで、せいぜい12畳ぐらいしかない家(バラック)が、パッと見た感じで100世帯分以上並んでいる。昨日、見たショッピングセンターで買い物をして、遊園地で遊んでいる人達と交差点でジャグリングをして稼ぐにいちゃん、あるいは交差点で止まった車を回ってカネを乞う10歳くらいの男の子のことが思い浮かぶ。

バスの車内は予想通り冷える。20度を下回る冷風が頭の上から吹き付ける。今日は用意していた上着を取り出し着る。

いつの間にか寝ていて、気づいたらホンジュラスの国境だった。

グアテマラからエルサルバドルへの国境でもそうだったように、国境越えを実感させるようないかめしい門などはない。バスが停車するとまずはエルサルバドルの係官の女性が車内に乗り込んできて、パスポートをチェックする。特に質問もなく、終了。その後、今度はホンジュラスの白髪交じりの男性の係官が車内に乗り込んできて、同じようにパスポートをチェック。グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアなどは各国合計で80日間までなら滞在できるという制度をとっており、どこかの国で入国のスタンプを押してもらっていれば、その他の国では入国のスタンプを押されることはない。

ホンジュラスの係官は、グアテマラで押された入国スタンプを確認した後、「3dollares(トレス ドラレス=3米ドル)」と言って入国税を請求してくる。入国税が必要だとは事前に知らなかったため、一瞬戸惑うが3米ドル払うとちゃんと領収書をくれた。そして、すべての乗客のチェックが終わり、バスから降りるときには、ぼくの脇を通るときに振り返り「Buen Viaje(ブエン ビアッヘ)」とにっこりと笑って言った。いいおじさんだ。そういえば、スペイン語の旅行会話集には必ず載っているこの言葉、今回の旅行では初めて言われた気がする。

しばらくこの国境地帯で休憩。運転手が交代する。イミグレの施設のまわりには商店や露店が出ており、ぼくは商店で500mlのペットボトルの水を購入(0.5米ドル)。ここでは国境の間(数百メートルある)だけを走る三輪自転車があって、国境を渡る人達を乗せてきーこきーこ走っている。客を乗せて走る三輪自転車を見るのは久しぶり(屋台系の三輪車はあった)。キューバで三輪自転車と言えば、運転手が前で乗客を後ろに乗せて走っていたが、ここでは前に乗客(大人2人まで乗れる)を乗せ、運転席は後ろ。なので、車輪も前が2輪で後ろが1輪。

20分近く、国境で休憩して、ホンジュラス側に入る。沿道から見える山は相変わらず赤茶けている。これは乾季だからこうなのか。すぐに眠ってしまい、気がついたら、こんどはホンジュラスとニカラグアの国境だった。

バスの運転手が何やら言っている声に目が覚める。スペイン語のみで話しているのではっきとはわからないが、イミグラシオンがなんとかと言っていて、他の客は自分のパスポートを取り出そうとしている。外を見てもまだ国境の施設は見えず、ただの平原が見えるだけ。ここで準備していこうという運転手の考えのようで、前から順に乗客のパスポートと入国カードを集めていく。前の客からはとっていないようだったのだが、ぼくには「8dollares(オチョ ドラレス=8米ドル)と言ってくる。これまた予想外だったのだが、しょうがないので20米ドル札を渡す。

乗客全員のパスポートを集めた上で、バスは発車。20分もしないうちに国境に着く。

国境では、運転手が乗客のパスポートなどをまとめてイミグレに持って行き、乗客は何をすることもなく待つだけ。

ここの国境にも露店などが出ており、そこを見に行くと、近くにいた両替商のおじさんが両替しないか声をかけてくる。いくらか聞くと1米ドル=18コルドバ。

運転手に預けていた入国税のお釣り12米ドルが戻ってきてから、5米ドルぶんだけ両替。90コルドバをゲットし、それで露店のおばちゃんが売っていたクッキーのようなものを買う。ビニール袋にいれらられているクッキーの袋を1つつかんでいくらか聞くと、おばさんはもう一つ袋を持ち上げ、2つで20コルドバというようなことを言う。2袋もいらなかったので、1つでいいと言って20コルドバ札を渡す。そしたら、なんか言って20コルドバ札を返してくれる。お釣りがないからかと思いながら、タダでもらえるなんて不思議なことがあるもんだとバスに戻る。

席に座ってさて味見しようかとしたところ、窓の下でさっきクッキーをくれたおばさんが手招きしている。どうやら自分の勘違いに気づいたよう。あのとき別の客から受け取った20コルドバ札を片方の手に握っていたから、全部で40コルドバをぼくから受け取ったと思っていたようだ。

バスののり口に行くと、おばさんが笑いながら何か言って20コルドバ札を振る。なので、お札を取り出し渡すとこれでオッケーというような仕草をする。ぼくとしては1袋しか買わなかったのだから10コルドバお釣りが来るかと思ったのだが、ないよう。まぁ、いいや。

そうしてニカラグア側へ入る。

入ってしばらくすると、きれいに作物が植えられた青々した(緑々した)畑が道路の両脇に広がる。こんなに緑がきれいな畑は久しぶりに見たなと思い、なんの作物だろうか凝視すると、どうもタバコに似ている。日本で見たことのあるタバコよりも葉が小さく、全体の格好もやや細かったので確信が持てずに写真をパシャパシャ撮っていたが、そのうちタバコという文字とタバコのケースを描いた看板が道端に立てられているのを見る。それで確信した。面積は10ヘクタールはかたい。

またしばらくすると、今度は突然、一面水田らしき土地が見える。水がはられた土地に細い緑色の草が整然と植えられている。これまで旅行中には水田を見ることがなかったので、これも確信が持てずに入ると、しばらくいくと黄金色になっている土地が見え、草の先のほうを見ると確かに頭を垂れた稲穂だった。さらに藁を積んだトラックをバスが追い抜き、加えてコンクリートの敷地内で籾が広げられ乾燥されている光景を見る。極め付けには道路の上をまたいで設置されている看板に日の丸を見る。日本が寄付したとスペイン語で書かれたトラックも前を走っており、どうもJICAかODAかが絡んでいる事業がここで行われている(行われていた)よう。

わずかだが、カカオの木も見る。それから牛の放牧地は相変わらず多い。

道行く人で民族服を着ている人は一切いない。

グアテマラではあれだけいたのに。それだけ先住民系の人がここにはいないということなのか、それとももっと別の理由があるのか。

しばし睡眠。

サンサルバドルを出て10時間が過ぎた頃、片道1車線だった車線が増え、沿道に立派な建物が増えだす。走る車も格段に増え、交差点には物売りの人達の姿が見える。これまで見てきた範囲でいうと、交差点の物売りは男性中心だったが、ここでは女性の姿も多い。女性は主に皮を剥いた果物(マンゴーなど)や自分で作ったらしいお菓子を売っている。中央分離帯の間に椅子と机を出し、そこでマンゴーの皮を剥いている人、赤信号で止まった車のフロントガラスを拭いて稼ぐ中学生くらいの男の子、窓に張り付きおカネを乞う小さな男の子などなど。

左手にはニカラグアの国際空港が見えてきて、それを過ぎてしばらくすると右手奥にマナグア湖がちらっと見える。

さらに行くと、やはり右手にカテドラルが見えてきて、もうすぐ終着点につくことがわかる。

サンサルバドルを出て約11時間後の16時半すぎ、バスはKing Quolity社のターミナルに到着。バスを降りて、荷物の半券をスタッフに渡し、リュックを受け取る。

小さなターミナル内には人はほとんどいず、表にもタクシーの運ちゃんがひしめいていることもない。マナグアは治安が悪いらしいし、いずれ移動するグラナダからも1時間で来れるから宿はグラナダにしようとさっき決めた。

入り口にいた銃を持った警備員の人にグラナダに行きたいんだけど、グラナダ行きのバスが出ているターミナルに行くバスにはどこから乗れるか聞いたが、よくわからないといいタクシーで行ったらとすすめられる。出口のところにはタクシーが待っていて、その運転手を呼ぶ。いくらか聞くと米ドルでは3ドルと言うので、それくらいの値段ならとタクシーに乗り込む。

運転手のおじさんは気さくな人だった。まずはぼくに「フィリピーナ?」と聞いて来る。フィリピン人かと聞かれたのは、キューバのサンタクララ以来2回目。日本人だと言うと、日本のどこに住んでいるかと聞いてくる。さいたまだと答えると、東京の近くか聞いてくるので、そうだと言うと、東京からどれくらいの距離かと聞かれる。

それに答えると、今度は東京には何人住んでいるかと聞かれる。

タクシーで10分ほどでUCA(ウカと言っていた。正式名称はUniversity of Central America)という大学のとおりを挟んで向かいにあるミニバス乗り場に到着。

3米ドル運転手に払う。タクシーが着くなり、ミニバスの客引きをしているあんちゃん(10代後半くらい)が荷台を開けてぼくのリュックを運ぼうとしている。

ちょっとその細い体では気合を入れないと、うちのリュックは持てないぞと思っていたら、やっぱり落っことした。ほら、言わんこっちゃない。って、何も言ってないけど。

落っことした彼は、一瞬、おーっ、と驚いた顔をして、再度気合を入れ直して持ち上げる。そして、グラナダに行く小型の乗合バス(マイクロバス)の後部の荷台に乗せる。

バスの車内に乗り込むと、ちょうど座席はほぼ埋まっており、出発が近いことが分かる。空いてる席を探して、一番後ろの進行方向右の席に座る。このターミナルの正面が大学ということもあり、乗っている人は若い人が多い。

バスは満席になったところで発車。このとき16時30分。順調だ。まだまだ明るい。このマイクロバスも運転手とカネを集めたり、客引きをする人の2人体制。中米やカリブ海(キューバを除く)ではどこも同じようなスタイルだ。客引きをする人の方は、バスの入り口のステップに立って、道端でバス待ちをしている様子の人に"グラナーダ、グラナーダ"とバスの行き先を大声で言いながら、乗らないか確認している。

バスはサンサルバドルにもあったメトロセントロ(ショッピングモール)、カジノなどが沿道にある片道2車線の幹線道路をを走る。20分もするとまちから抜け、客引きも一段落つく。すると、狭い車内を客引きの彼がカネを集めて回る。みんな20コルドバ(約140円)しか払っていないのに、なぜかぼくは40コルドバを要求される。乗車前に確認した時に、そう言われてそんなもんかと思い、オッケーしたがどうも普通料金は違うよう。みんなたいした荷物を持っていないから、たぶんぼくのは荷物代が入っているのだろう。まぁ、それでもたいした額じゃないのでいいんだけど。

バスは快調にとばす。まちを抜けると沿道には民家が見える。コンクリートづくりにトタン屋根の家や壁も屋根もトタンはりという家も多い。

1時間がたつ頃、左手に野球場が見える。客がどんどん集まってきている。宿から近かったら行ってみようかと思ったが、そこから中心部まではバスでさらに10分バほどかかったので、のちに断念する。

野球場をすぎてしばらくするとバスは幹線道路から外れ、右に曲がる。崩れかかっている教会のような建物が右に見え、少しするとクリーム色で統一されたヨーロッパ調の建物が並ぶ地域に入っていく。車も人も多くなり、乗客が次々と降りていく。

客引き兼集金のにいちゃんに、市場近くで降りたいと言うと、わかったと首を何度か小さくたてに降り、まだ先だとあごで先を示す。

車と人のごちゃごちゃでバスはだんだん進まなくなるが、ほどなくターミナルについた。ここもターミナルとは言っても、マイクロバスが5台ほど止められるだけの駐車場のようなもの。ただ、客用なのか運転手用なのか屋根付の待ち合いスペースはあった。

そこでバスをおり、宿を探して歩く。今回もガイドブックに載っている安宿。他でもそうだったが、ここも多少値上がりしていた。ユースホステルのような宿で1泊8ドル。ティーバックの紅茶、コーヒーはいつでも飲めて、10mほどのプールも中庭にある。さらに太い柱と柱の間にはハンモックがかけられていて、客がそこでごろごろ、というか、ゆさゆさしている。さらに無料でネットを支えるパソコンが8台ほどある。

部屋はドミトリーだが、この値段でこの施設は、この旅では一番。ドミトリーの部屋もこれまでは8人とか6人が多かったが、ここは大部屋に8台木製の2段ベッドがあるので、16人が同じ部屋に寝起きしている。最初その部屋に入った時には、中にいたのが女の人だけだったので、部屋を間違ったかと思ったが、あとから男の人も入ってきて男女混用であることがわかった。

チェックインすると、ベッドの横にある木製のセキュリティボックスのカギをもらう。大型のコインロッカーよりもさらにサイズが大きく、ぼくの70リットルのリュックも易易と入る。すばらしい。

見たところ客はぼく以外みんなアメリカ、ヨーロッパ系の人。ドイツ語を話している人が多い。あと英語と仏語が少々。

さっそく街に出る。ここは国内でも有数の観光地ということで、まちの雰囲気はいい。中心にはカテドラルと広場があり、その広場には菓子や飲み物などを売っている露店や、揚げ物を売っている露店がある。観光客用の馬車もある。

もう日は傾いてきていて、薄暗くなっている。とりあえず晩飯に焼きトウモロコシを買う。値段は5コルドバ(約30円)。安い。ここもエルサルバドル同様物価が低いよう。

広場をフラフラしていると、炭火で肉を焼いているアフリカ系(ムラート)のおばさんがいて、そのまわりでご飯などを装った皿でなにやら食べている人たちがいた。レストランは高そうなので、ここでまとまったものを食べることにする。

適当に注文すると適当に了解してくれて、ここで食べるか聞くので、そうだと答えると用意されていたプラスチックのいすを勧められる。網の上では幅は3cmほどしかないが、長さは20センチほどある牛肉と鶏ももが丸ごと焼かれている。鶏ももはまだ焼き始めたばかりで、できあがるにはしばらく時間がかかりそう。

なので、メインをその牛肉にして、あれもいれるかこれもいれるかというおばさんの質問(なんて言っているかはに正確には分からない)にすべてオッケーを出し、何が出てくるか待つ。おばさんは、プラスチックの皿のうえにバナナのでかい葉を乗せ、その上に揚げたバナナを手づかみでドサッとよそう。ちょっとそれは多すぎるっちゃねぇ、というくらいバナナを乗せる。それから蒸したユカ(キャッサバ)を少々と焼き上がった肉を一片乗せ、最後にキャベツのせん切りなどのサラダを汁ごとかける。うーん、なかなか豪快でうまそう。

しかもバナナの葉を使っているのは、初めて見た。すばらしい。これまでと違ったのは、フォークなどもなかったこと。たいていプラスチックのフォークなどがどこでも出されたが、ここはない。まわりで食べているおじさんも手づかみ。今日はずっと手を洗ってないなと思いながら、まぁ、いいかとそれに倣って食べる。塩加減もよくなかなか上等。

隣で食ってた肌の白いおじさんは、少し料理を残した。食い切れないのかと思ったら、後ろに立っていた別のおじさんにその皿を渡す。皿を受け取ったおじさんは、それを立ったままガツガツと食い始めた。この後、フラフラしていて気付いたが、ここも路上生活をしているらしいおじさんが多い。広場から宿までは200m程度だが、その間、すれ違っただけでも10人はいる。

料理の代金は40コルドバ(約300円)。コルドバが手元にほとんどなかったので、2米ドル(1米ドル=18コルドバ)と4コルドバで払う。

まだ7時すぎだっただが、腹もいっぱいになったので、宿に帰ってシャワーを浴びる。シャワーは水のみだが、ほどよくぬるくそれほど冷たくない。ここはグアテマラシティなどと比べると蒸し暑いので、ちょうどいい。

小さな男の子をつれたフランス人の家族はプールで遊んでいる。

夜はパソコンを使って写真のデータのアップと移動。データの移動に時間がかかり3時間ほどパソコンの前にいる。どこでこの作業をやろうかと思っていたが、ここのパソコンはそこそこ早いし、なによりタダなので最適。すばらしい。

夜は寝苦しかった。汗をじっとりかいているのに気付き目が覚める。2段ベッドの下を選んだのも間違いだった。部屋には天井に大型の扇風機がついているが、上のベッドにさえぎられて、ぼくのところまでは風がこない。ベッドの端っこにいってようやくかする程度。まぁ、それでもまったく眠れないというほど蒸し暑くないので、やりすごす。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

カバン、私の体重と同じです。。。

だんだん南下して来て、蒸し暑さも増してきましたか?
太陽は北上してきますから、もうすぐ南中した太陽が真上に来ますね。

洗濯物が乾きにくくなってくるかも知れません。その場合、ハンガーに掛けた洗濯物を天井の扇風機にぶら下げて回すと良いですよ。

匿名 さんのコメント...

ふうさん、Kaw-kawさん、アンネのバラ友です。ふうさんのリュックの重さ=Kaw-kawさんの体重=68Kgですか。

ふうさんの荷物には本や辞書や地図などが多いので、大変ですね。

ふうさん、個人メールに書きましたが、絵はがき2枚をありがとうございました。ベリーズのブンタコルダ(3月25日)とグアテマラシティ(3月31日)の2枚が、同時に4月7日に到着しました。

ぶらぷらびと さんのコメント...

Kaw-kawさま

そうなんですよね、けっこう大の男ひとり背負っているようなものなのです。重さは耐えられるのですが、肩がつらいんですよね。それがなければ、あまり問題はないのですが。洗濯者を羽につけて一緒にぐるぐるまわってもらうというのもいいかもしれませんが、ほかの人もいるので、なかなかそれはできないですね。

アンネのバラ友さま
荷物は歩いて移動する時だけなのですが、面倒ですね。もうちょっと軽くしないと。ハガキの連絡ありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

60kg!?まじで?
ちょっとその写真だけでもアップして欲しい!