08/03/30(日)
晴れ
+博物館
+Zona10
+ショッピングセンター
6時前に起きる。ベッドには虫などいなかったようで良かった。蚊もいない。
ここの宿はおかしな宿だ。ぼくが泊まっている部屋の部分(宿の敷地の奥)は、口の字型に2階建ての建物が建てられていて、真ん中は吹き抜けになっている。その吹き抜けのところには、共同の洗濯場とセメントの残り物みたいななんだかわからない工事途中の残骸がある。また、四方の柱にロープが張られていて、それに洗濯物を干している。人によっては共同の洗濯場で食器を洗っている。
ぼくが泊まっている隣の部屋には50歳くらいのおじさんが一人でいて、テレビなのかラジオなのか、ずっと音楽やおしゃべりが聞こえる。別の部屋には40代位くらいの女の人がいて、ちらっとドアが開いたときに部屋の中が見えたときには、家財道具が一式あるようだった。
つまり、ぼく以外の人たちはどうも住んでいるようなのだ。見た目も作りもぼくが泊まっている部屋と同じ。そこに家族や親族なのか、それぞれ部屋を持って、一緒に住んでいるよう。(翌日、スーツを着て宿から出勤している人がいたので、どうもアパートとして貸しているよう)。
午前中は、10時頃に市役所近くの市場で食事(鶏のスープ、10ケツァール=約150円)をした以外は部屋にいる。
その吹き抜けの中庭では洗濯をしていて、干された洗濯物からはボタボタと水が滴り落ちている。服にしわがないから絞ってもないよう。
13時、グアテマラシティに住んでいる人と落ち合い、国立考古学民族博物館へ。博物館は空港のすぐ近くにあり、車で20分ほど。金曜日に見たときは車やバスでいっぱいだった6a Av.の通りは閑散としていて車も数えるほど。昨日も車や人通りが、金曜と比べ少なかったから、週末はみんな家でゆっくりしているのか。
日曜は午後は13時半からということで、ちょうど車が着いたときに入り口が開いた。
中にはマヤ文明の遺跡から出た絵の入った柱や陶器のうつわ、コップ、人骨、はんこ(テオティワカンの博物館にもあった)などや当時の暮らしぶりを再現した模型と、各民族の衣装や織物の道具、カカオ豆や乾燥された赤い(黒い)トウモロコシなどが展示されている。ここも展示物の解説はスペイン語のみ。博物館はけっこう広く、解説文を読まずにフムフムと見て回るだけでも1時間くらいかかる。
館内にはぼくらの他に30人ほど客が来て行いた。だいたい地元の人っぽい。次から次にフラッシュをたいて展示物の写真を撮っているおばちゃんもいる。
博物館内には売店もあったのだが、この日は休み。
博物館を出て、この一画の反対側にある民芸品市場(Mercado de Artesanias)に歩いていく。途中、動物園の前を通る。
民芸品市場は、昨日行った市場と違って一つの建物の中に店が集まっているというものではなく、小さな個店が軒を連ねている。商品の並べ方も、中央市場では店内からあふれんばかりに陳列されていたが、ここは店内にきっちりおさまり、かつどの商品も見渡せるようなゆったりとした空間をつくっている。日本に持っていったら売れそうな服などもけっこうある。
当然、ものは高く、客も観光客が中心。ぼくは何も買わず。
車に戻り、中米の地図がほしかったので、本屋が入っているというショッピングセンターに連れていってもらう。
11階建てのビルの4階くらいまでがショッピングセンターになっている。ショッピングセンター内には高級メガネ屋やブランドものの服屋、スポーツ用品店、貴金属店、電気店などが入っている。いくつかの電気製品を除けば、日本の都市部にある大規模ショッピングセンターとそう変わらない。
この辺りは金持ちや外国人が多く住んでいる地域だそうで、ショッピングセンターに来ている人も金持ちが多いらしい。ぼくがうろちょろしているZona1(ソナ1:危険な安宿地帯と言われているらしい)と比べると、金髪で肌の白い人が明らかに多い。Zona1で見るような民族服を着た人たちは見ない。それからZona1では見かけることがなかった韓国人や中国人の姿もある。
韓国人はグアテマラの繊維業などに投資した人たちが住んでいるらしい。ケーブルテレビでは韓国のテレビも見られるらしい。
グアテマラで金持ちというと、いわゆる昔からの農園主や財閥系企業、コーヒー業やビール会社などの人らしい。
ショッピングセンター内には本屋が3軒あり、旅のガイドブックの『ロンリープラネット』をアフリカから中近東、ヨーロッパまでとずらりとそろえている店もあった。まさかグアテマラで『ロンリープラネット』をこれだけそろえているところがあるとは思わなかったので、驚き。また、日本のマンガを置いている店もあるが、らんま1/2など何種類かだけで品ぞろえはよくない。
目的の地図はまったくなく、店を変えることに。
日本大使館の近くに日曜も開いているいい本屋があるというので、そこに行く。
近くの公共駐車場に車を止めて、店に入る。店内はヨーロッパ系の本屋さんによくあるようなレイアウト。日本の本屋のように本棚がずらっと並んでいるのではなく、平積みで本の表紙が見えるよう並べられている。
一部、英語の本もあるが、基本はスペイン語。品ぞろえも豊富。すぐ隣にカフェがあって、そこではノートパソコンでなにやらしている女性がいた。
目的の地図がここにあった。カナダで出版されている地図で料金85ケツァール(約1500円)。『歩き方』にも一応中米の地図は載っているのだが、あまりに大ざっぱで信用できなかった。ニカラグアの東部がどうなっているか知りたかったのだが、地図上ではやはり道路は通っていないようだった。
そのほか、店の入り口すぐに英語のガイドブックがあったので、それを立ち読み。エルサルバドルに行くバスの情報を集める。『歩き方』には会社名しか載ってなく、どこから出るのかがわからなかった。英語のガイドブックには住所から出発時刻まで書かれてある。
夕方4時をすぎていたので、宿まで送ってもらう。
ぼくはネット屋に行って、エルサルバドル行きのバスを調べる。宿から歩いて10分くらいのところにそのバスのターミナルはあるのだが、料金が199ケツァール(約3000円)と高かった。他のガイドブックでは11ドル(約1500円)くらいで行けるとあるのに。
それでネットで調べてみたわけだが、グアテマラシティからは6社ほどエルサルバドルに行くバス会社があり、いずれもぼくの宿からは遠く離れた地区にあった(注:グアテマラシティはメキシコのように共同のバスターミナルがなく、行き先や会社によって乗り場があちこちにある。そのため、それを探すのが面倒だし、そこまで行くのも面倒だったりする)。バス代はそちらの会社の方が安いようなのだが、そこまで行くタクシー代を考えると同じくらいになりそう。
バスも走っており、そちらは1ケツァールで乗れるのだが、金曜日見た感じではどのバスもいつも満員で、かつ細かく行き先と乗り場が分かれているので、もう一日調べないとわからない。それにバスの中で、リュックを切られたりして物を取られるのは日常茶飯事らしいし、タクシーにしても現地の人が身ぐるみはがされることもあるというから、なかなかリスクがある(運次第)。
結局は、近くのバス会社から乗るのが、一番安く済みそうなので、それにする。
帰り道人だかりのできていたちょっと変わったタコス(揚げている)屋でタコスを買って(8ケツァール:約150円)帰る。
夜は、水シャワーを浴びて、寝る。
08/04/04
グラナダよりアップ
1 件のコメント:
どんどん進んでるねー。
満員バスは避けた方が良いですよ。
ナイロビで財布をすられました。
満員じゃないバスでも、必ず小銭を用意して!
衆目のもとで大金を見せないことが肝要です。
コメントを投稿