クマシからアクラへ
08/08/17(日) くもり、雨、くもり
[Kumasi→Accra:Ghana]
・クマシからアクラへ移動
・横転しているトラックたち
8時前に起床。水が滴る音が聞こえる。雨が夜中降っていたらしい。
テレビを付けてみると3つのチャンネルすべてで説教をしている。キリスト教らしく、英語でずっと「Bible says・・・」などと一人の人間がしゃべり続けている。3つしか映らないチャンネルのすべてが、同じような説教をしていることには驚く。
そのうち近くの教会からミサらしい歌が聞こえてくる。厳かな賛美歌ではなく、ドラムなどを使った歌って踊れる明るい歌、アフリカンゴスペラ(?)。
当初の予定では、ここからさらに北に行き、出国する前日に北のまちからアクラに行こうかと思っていたが、昨日のニュースでどっかの道路が雨で寸断したとかやっていたし、車の故障で出発に遅れるのも嫌だし、安宿はまた埋まってそうだし、何より腹の調子がまたおかしくなってきたので、アクラに戻ることにする。
11時ごろまで日記書きをした後、チェックアウト。外に出てみるとどの店も完全に閉まっていた。やっているのは露店と市場のみ。
アクラ行きの車が出ている乗り場に行く。スピーカーから「アクラ、アクラ・・・」とがなりたてる声がずっと響いている。
6セディ(約600円)のチケットを買い、車の座席を確保。車は日産のマイクロバスで新品ぽい。外観も車内もきれい。モロッコ以後に乗った車(バスを含む)の中では一番きれいな車かもしれない。
待っていると車の人が、荷物代と言って2セディ(約200円)渡せと言ってくる。たいてい荷物代は1セディなので、1セディじゃないのかと聞くが、2セディと言う。なのでチケットを取り出し、乗る車を変えるから払い戻ししろと頼むと1セディでいいからと相手が折れる。
車に乗り込み、出発を待つ。車のすぐそばでクッキーを売っていたおばさんからクッキーを一袋買う。2セディ(約200円)。高い。安いのもあるが、今回は高いのを買ってみた。さっそく開けて食べてみると湿気ている。やっぱり回転の速い安いものを買うべきだったと反省。
車は1時間ほど待った後に発車。1つの座席に1人なのでわりと快適。今日も雨が降ったりやんだりの不安定な天気。
緑豊かな地帯を走る。今回の運転手もかなり飛ばす。道路脇の標識には50km/hとあるのだが、流れる景色のスピードと窓から入る風圧からすると100km近く出ている。
アクラに着くまでの間、横転しているトレーラーを4台ほど、故障で立ち止まっている車を5台ほど見る。幸いぼくの乗ったマイクロバスは故障も事故もなく、走る。
ケープコーストからクマシに行く道と違って、こちらは警察のチェックポイントが少なかった。路面の舗装具合もいい。
ある集落を通ったときには道路沿いに陶器のような器を陳列して販売していた。また、大人の拳よりもさらに大きな巨大なタニシのような、カタツムリのような生き物もあちこちで売られていた。
道はアクラに入って急に悪くなる。アクラ郊外の道は現在工事中のようで、道の端の舗装されていないがたがたの即席道路を車は通る。渋滞もあり、アクラ郊外から中心部の舗装された道に入るのに1時間近くかかる。
カネシという地区にあるターミナルに着いたのは16時半ごろ。
そこからタクシーに乗って宿に行こうとしたところ、5セディとぼってくるので無視。歩いていくことにする。安ければ乗ってやろうかと思ったのに、がめついタクシー運転手め。
地図で見た感覚よりも宿までは近かった。途中、椰子の実で喉を潤す。0.5セディ(約50円)。
30分ほど歩いて宿に到着。前に泊まった安いシングルの部屋を頼むとまたもや満室。しょうがないので高いダブルの部屋に1泊だけし、明日シングルに変えてもらうことにする。ダブルは1泊16.1セディ(約1600円)。ただこちらはテレビ、トイレ、シャワー、天井設置型扇風機、ブランケット付き。水もちゃんと出るし、水洗トイレもきちんと機能している。クマシの宿に比べれば値段相応だ。
宿に荷物を置いて、水とアイスを買いに近くのTotal石油のスタンドのコンビニに行く。
宿に戻ってから、せっかくシャワー付きの部屋に泊まることになったので、それを活用し、洗濯をする。ズボンを洗うのはブエノスアイレス以来。サハラの砂なども流れ出てくるのか、なかなかすごい。
部屋にロープを張り、扇風機を回す。
テレビを付けるとサッカーのイングランドリーグの試合をしていた。それを見ているうちに寝る。
ブランケットをかぶっていたものの、夜中、寒くて目が覚める。扇風機を止めたいところだが、それでは洗濯物が乾かないので、ブランケットをかぶり直し、また寝るのだった。
Fin
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