イーストゲイトのショッピング街、チャイナタウン
08/08/22(金) 曇り、晴れ
[Johannesburg:South Africa]
・郵便局
・中国語のインターネット屋
・屋内型チャイナタウン
・ワールドマーケット
・両替
さすがに南アフリカの朝は冷えた。夜中にも寒さで数度目が覚める。気温は10℃前後くらいだろうか。
南アフリカまでは来たものの、まだこれからのルートが決まっていない。宿の情報ノートとガイドブックを見ながら、さて南アフリカをどう回ろうかとしばしのんびり考える。
10時頃、宿を出て近くの郵便局を目指す。歩いていたら道ばたで駐車の誘導のようなことをしていた男が寄ってきて、たばこをくれと突然言ってくる。たばこは吸わないと言うと、じゃあ100ランド(140円くらい)くれと言い出す。なんなんだいきなり。断ってさっさと歩く。
郵便局の入り口はショッピングセンターにある両替屋と同じような仕組みだった。中に入るには2つのドアを続けて通らないといけない。つまり、一つのドアを抜けるとまた目の前にドアがあるいう仕組みになっていて、しかも2つ目のドアは1つ目ののドアが完全に閉まらないと開かないという仕組みになっている。簡単に言えば、片方のドアが完全に閉まっていないともう片方のドアが開かないという仕掛け。
ドアとドアの間は大人が3人も立てば窮屈というくらいのスペースしかない。だから基本的には1人ずつしか入れない。ぼくはそれを知らず、先に入ったおばさんが2つ目のドアを開けて入るのを1つ目のドアを開けて待っていたところ、そのおばさんにそこを閉めてと注意されてしまった。これも安全上の対策の1つなのだろうが、こんなことが普通になっているところに、この地の治安の悪さが現れている。
この周辺は安全だと言われているものの歩道を歩いている人は少ない。辺りを見回しても5人程度。ほとんどの人が車を使っている。
それから近くにあるという中国人街を目指す。途中、ショッピングセンターを見学しながら2つ経由。改めてゆっくり回ってみても、やはり日本や中南米で見たショッピングセンターと遜色ない。ものの値段も日本と同じ程度かそれ以上。安いと思えるものはないなぁ。
ヨハネスの中心部に続く幹線道路を横切り、マクドナルドの看板などがある方面へ。あたりにあるのはショッピングセンターの他はホンダや他の自動車メーカーのショールーム、レストランが入った小型の複合ビルと道路だけ。整然としていて味気ない。
下り道を歩いていくと右手にアフリカの民芸品を一同に集めて売っているというワールドマーケットがあり、左手に体育館のような四角い大きな建物が見える。この建物には漢字の看板が踊っている。
ここに日本語のできるネット屋があったので、そこに行く。オーナーはもちろん中国人。英語はあまりわからないよう。パソコンは中国語表示が基本になっている。思えば中国語表示が基本になっているネット屋は初めて。スピードは期待したほどは早くなかった。
店内にはヨーロッパ系の女性客が二人。懐かしい音だなと思って聞き耳を立てると、彼女らはスペイン語を話していた。自分の持ってきたパソコンをつなごうとしているのだが、うまく接続できないようで、盛んに店主に向かって「チーノ」を連発し「プロブレム」と訴える。が、店主は「ノープロブレム」と言ってほとんど相手にしていない。なので、また「チーノ」が繰り返される。ここでもなぜスペイン語にはアミーゴという呼びかけの言葉があるのに、それを使わずにわざわざチーノというのか、と疑問に思う。
ネットで用事を済ませた後、隣の中国食料品店による。中国から輸入されたもろもろの食料品が並んでおり、なかにはポッキーの中国版もある。アイスの冷蔵庫をのぞくと北京オリンピックを記念した包装袋に入ったアイスがあったので、記念に買う。
レジにそのアイスを持っていくと、レジの中国人のおばさんは英語でこのアイスはベリーグッドだと言う。
それから本体である四角い建物に入る。この平屋の建物は中国系の資本が共同で作った中国製商品だけを扱っているショッピングモールのようで、別の入り口の脇には店内の見取り図とともにそれらしき説明を書いた板があった。
中国人の商店街らしく中は四角四面のつくりになっている。小さな個店が集まってできているショッピングモール(日本的にいうとミニ商店街に近い)で、壁で区切られた各店は小さいと3畳程度、広くても10畳くらいという大きさ。服などの衣料品から電化製品、アクセサリー、工芸品などいろんなものが入っている。店の数は200くらいだったか?
その中に食堂もあったので、そこで昼食を取ることにする。3つ並んでいて、それぞれ黒人の若い女の子が呼び込み役をしているようだったが、おしゃべりしていてぼくには声がかからず。
適当に良さそうな店で注文。店のおばさんが最近の新メニューと言ってカレー麺のようなものを薦めてくるのでそれを食べる。味は可もなく不可もなく、ちょっと物足りないかなという感じ。3店合わせても座席は50もなかったが、昼時になるとそれなりに客が入ってくる。白人系の人も多い。ぎこちなく箸を使って食べている。
その後、中国人街というのがわからなかったためワールドマーケットに行ってみる。土産物屋が集まっているところだったのだが、これがなんと入場料を取る仕組みになっていた。一瞬ためらうが100円程度だったので、記念に入る。
中には彫刻品やアクセサリー、服などいかにもアフリカという品々が並んでいる。一目見た印象ではどこも同じような品ぞろえ。歩いていると声がかかるが、買う気はまったくないので素通り。中にはインド系の人がやっている店もあり、音楽テープやビデオを売っていた。なんだかよくわからないところだ。
それから近くに野菜専門の店があったのでそこで野菜をいくつか購入。かぼちゃがでかい。直径50cmほどあり、重さは10kgくらいあるんじゃないかというカボチャが山積みにされている。店内の野菜は基本的に量り売り。品ぞろえが豊富で数10種類の野菜が売られていた。
その隣は肉屋。その隣の隣はポルトガル系のバーがあった。
宿に戻る途中、ショッピングセンターの両替屋に立ち寄る。ランドを大量に引き出したので、それをドルに替えようと思ったのだが、1軒目ではATMでおろしたときの領収書が必要と言われてできず(宿に置いたままだった)、別の店では外国人にはドルは売れないと言われ、結局両替できず。
宿に戻ってからは一休みした後、料理。夜は今日、新たに到着した日本人旅行者らとおしゃべり。マダガスカルのビザが空港で90米ドルしたという話に驚く。
Fin
0 件のコメント:
コメントを投稿