2008年10月20日月曜日

[diary]コトヌーで休息

コトヌーで休息

[Cotonou:Benin]

08/08/09(土) 晴れ

・両替
・港
・魚の薫製

7時前に起床。

ふとCFAが足りないことに気づく。明日トーゴの国境で取る予定のビザはたぶん10000CFA(約2500円)代が手元のCFAでは足りないことに気づき、両替に行くことにする。しかし、今日は土曜日。とりあえずホテルのフロントのおじさんに英語で聞くと、「市場にあるブラックマーケット」に行くしかないと言われる。もちろん、レートは悪いと。

昨日、両替しておけば良かったと思いつつ、ただ昨日は帰りが遅かったから無理立ったなと思い直し、だったら一昨日両替しておけば良かったなと反省。

ただ両替ができないことはないようなので、念のため両替屋の店舗が集まっていた通りを経由してから市場に行くことにする。

宿から東に数本行った広い通りBlvd Steinmetzにまずは向かう。するとWestern Unionの看板を出している銀行(?)のようなところが開店していたので、そこに入る。表の看板を見ると土曜は8時から14時まで営業しているとあった。中に入って窓口の人にフランス語で両替できるか聞くと、できないと言われる。Western Unionの看板を出していて両替できないというところはけっこうあるので、ここもその1つのよう。

窓口の人は親切にも両替屋があそこにあるから、そこで両替するよう教えてくれる。

言われた店に行く。入り口は開店扉。警備員が入り口付近にいる。中に入って窓口に50ユーロ札を出し、両替したい旨伝えると、すんなり両替できた。ベナンでは初の両替だったが、マリに比べるとレートがいい。

とりあえず今日やらねばならないことはこれで終わり。せっかっくなので市場近くを回って、明日乗る予定の乗り合いタクシー乗り場を確認することにする。

道を歩いていたらまた別の両替屋があった。その前を通り過ぎてから、今度はさっき両替したぶんだけだと明後日申請予定のガーナのビザ代ぶんが足りなくなるかもしれないと思い、また両替する。窓口の女性はフレンドリーな人で、英語で対応しながら、ユーロを持っているならここで全部両替したら?といったことをにこにこしながら言う。

これで当面のお金の問題は解決。

道ばたでパイナップルを売っているおばさんがいたので、朝飯代わりにパイナップルを1個食べることにする。例のごとく、包丁で皮を剥いて、黒いビニール袋に果肉だけ入れてくれる。

それを頬張りながら市場方面に向かう。土曜日だが、今日も人出は多い。

タクシー乗り場を確認。

それから予定を変更し、標識にPortとあったのでそちらに行くことにする。

ずずずっと歩いていくと港湾沿いには立派な政府の施設が建っていた。周りの建物とは比較にならないほど立派。けっこうカネがあるんだなと思ってしまう。


海岸沿いの道を歩いて宿の方面に向かっていると、右手(海の方)に畑が現れた。1ヘクタールほどの敷地でレタス、キャベツ、タマネギ、トマトなどを栽培している。土質は一見した感じでは砂浜のようなさらさらした砂地。スプリンクラーがまわり、20人くらいの人がそれぞれの野菜の区画で草取りのような作業をしている。

記念に畑の写真を撮っていたら、農場の若い男がきて、中に来るように言う。一瞬躊躇してから、行ってみることにする。彼に案内されてタマネギ畑の間の道を歩き、敷地の中央あたりにある椰子の葉葺きの休憩小屋のところまで行く。そこには5人ほど集まっていて、真ん中にふとっちょのおじさんが地面にどでんと座っていた。若い男がいうにはこの畑のボスらしい。

ボスはぼくを見て、片言英語で話しかけてくる。ぼくが写真を撮っていたのを見ていたようで「Photo no good」と言う。それからそのカメラを見せろと言うので、彼に渡すと「Expensive?」と聞いてくる。その後すぐにおじさんはかかってきた携帯電話に出ておしゃべりを始めたので、終わるのをまち、さっさと畑を後にする。

適当に歩いていたのだが、予想通りに郵便局近くの通りに出た。郵便局のあたりには旅行用のローラー付きのバッグを売っている露店や交差点でDVDプレイヤーを売る人、果物、野菜を売る人などわりと賑やかな地帯になっている。ぼくは一度ここで買った魚の薫製が気になっていたので、薫製を売っている人を捜す。

するとちょうど正面から15歳前後の少女2人が頭の上に魚をそのまま並べた箕あるいは大きな笊(ざる)を乗せて歩いてきた。呼び止めて値段を聞くと800CFA(約200円)。けっこう高いなと思ったが、それをもらうことに。少女は黒いビニール袋に手づかみで魚を入れる。魚は頭を落とした残りをしっぽと腹に2等分されている。その切り身が4つ入っている。たぶん2匹分の薫製だから約200円だったら安いか。
これをどうやって作っているかが気になる。

それからホテルに帰る。結局、両替のために宿を出てから3~4時間ほどふらついていた。

宿でさっき買った魚を食す。皮の油がすごい。見た目は醤油で似たようになっているのだが、食べてみるとやはり薫製。味は付いていないから、あまりバクバクと食べる気にはならず。半分は明日の朝にとっておくことにする。

その後は宿でゴロゴロ。特にでかけることなく終わる。

Fin

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