2008年7月4日金曜日

コルドバの郊外、未舗装地区、サッカー観戦?

08/06/01(日)

・コルドバの郊外
・カルフール
・子どもの祭り?
・サッカー場

まだほの暗い7時過ぎに起床。今日は日曜ということでのんびり気分。さて、何をしようかと考える。

10時すぎになってから宿を出る。やっぱり人は少ないし、店は昨日と同じように開いていない。

とりあえず近くのコルドバ大学の図書館を見学。閲覧室だけは見学することができた。四方の壁の本棚には背表紙がぼろぼろになった古い本が多い。何冊か手に取ってみると1950年頃の本だったり、もっと古かったりした。新刊書と思われる本は一見少ない。

それからまた外をふらふらする。ふと適当にバスに乗ってどっか行ってみようと思い、近くのバス停からバスに乗る。

バスは幹線道路を通って郊外へと進む。乗客は10人ほど。途中、通り過ぎた教会ではミサが行われているようで、教会の入り口まで人があふれていた。

幹線道路から右に入り、一軒家が並ぶ地帯に入る。それからさらに行くとこれまでとは違った雰囲気の地域に出る。

この一帯も一軒家が立ち並んでいる一帯だったが、それぞれの家は小さい。コンクリートで簡易に作られただけの家もある。なにより違うのはこの地域を縦断する道路(バスが走る道路など)をのぞいて舗装されていないこと。でこぼこの土の道路で、どこからきたのか水の流れが道のあちこちに見られ、排水設備がないから少しくぼんでいるようなところには大きな水たまりができている。

通りには人が多く、道ばたや家の小さな庭で遊んでいる子どもたちも多い。コルドバのまちなかだけ見ていたときは、こんなところがあるとは想像しにくかったので、多少驚く。

この地域でバスは終点。運転手に促され降りる。歩いていると小さなマウンテンの自転車に2人乗りをして遊んでいる男の子たちとすれ違う。こちらの2人乗りはハンドルとサドルをつなぐバー(?)やハンドル自体にのっかったりするので、見ていてそのバランス感覚には感心する。

歩いていたら数人の人がある方向に向かって歩いていくので、ぼくもそれについて行ってみる。後をついて緩い坂道を上っていくと、右手に大きな建物が見えた。

看板が見え、そこにはカルフールとあった。今日も開店している店は少ないからだろう、買い物客は多い。駐車場は全部で600台は止められるほどの規模があるが、使われているのは入り口近くだけ。駐車場には洗車をする人たちがおり、専用の機械・道具を使って買い物中の客の車を洗っている。そして、ときおり、今入ってきたばかりの車の主に声をかけ、営業をしている。

駐車場の車を眺めると、きれいな新しいタイプの車が大半ではあるものの、その中にときおりキューバ顔負けのものすごく古いタイプの車もある。

カルフールの店内はサッカー場ほどの広さがあり、食品類はもちろんのこと、衣類、電化製品、工具、文房具などありとあらゆるものが売られている。

本屋もあり、そこに行ってみて驚いたのが、池田大作のスペイン語版の著作が平積になっていたこと。日系人が読むのか、それとも非日系の人が読むのか気になるところ。

クリップがほしかったので、ここで購入。値段は150円ほど。

それから来た道を戻り、さっきの地域を歩く。道ばたで大人の男の人たち数人がペタングのような遊びをしているのを見る。この地域には商店が3つほどあり、そこは開いていて、一部の店には何を買うのか行列ができていた。

バスに乗って通ってきた道を戻り、バスを探す。これがなかなか来ない。30分以上待ってようやくバスをゲット。また終点まで行ってみる。

気がついたら寝ていて、また運転手に促され降りる。今度の地域はさっきの地域とはうってかわって、並んでいる建物からすると高級住宅街。こじゃれた外観の家が多く、外壁も立派。建物も2階建てなどが多い。はぁー、と思いながら、家々を観賞しつつまたバスを探す。

適当に大きい道路に出たら、そこでまたカルフールを発見。ここもでかい。

また30分ほど待ってバスをつかまえ、乗り込む。降りる場所を決めずにまた終点まで行こうかと乗っていると30分ほどした頃、大勢人が集まっている広場を発見。ドラム缶を半分に切ったジャマイカ語でいうジャークパンが見え、炭火らしい煙が見えていた。

これは降りなければならないと瞬時に判断。バスの広報のドアの前に立ち、ボタンを押して降りることを伝える。

やや戻ってさっきの広場に行く。広場に行って改めて見てみると、輪投げやサッカー版ストラックアウトのような手作りアトラクションが20ほど用意され、それぞれのアトラクションで3~10歳くらいの子どもたちが遊んでいた。もちろん子どもたちは親同伴。

日本でいえば、子ども会のような団体によるイベントのようで、父兄が作ったらしい安いクッキーやサンドイッチも売られていた。ぼくから見れば、たったそれだけ?というかなり単純なアトラクションも多いが、来ている子がどの子も熱心に遊んでいるのが印象的。このくらいの遊びで、これだけ熱中できるなんて安上がりだななんて思う。

しばらく広場を見学して、またバスをつかまえて乗る。今回もどこに行くかは決めず。

5~6人ほど客がいたが、30分もすると誰もいなくなり、運転手のおじさんがどこで降りるのかと聞いてきた。ちょうどそのとき、左手に警官が道路封鎖しているのが見えたので、これは何かイベントでもやっているなと思い、ここで降りると運転手に伝え、降ろしてもらう。

道路封鎖されている方へ歩いていくと、見えてきたのはサッカーのスタジアムだった。立派なスタンドのある大きなスタジアムで一部の観客はスタンドの最後部(最高部)の壁の上にまたがって熱狂的に応援している。

中に入れないかなと思い、一番近くの入り口の方に行くと何か糞くさい。その入り口には警官らが立っており、中に入ろうとする人たちの持ち物検査をしている。警官らはなかなかの重装備をしておりものものしい。

入り口にいた係員らしい人にチケットはどこで買えるかと聞くが、もうないという反応。入り口を変えてもう一つ奥の方の入り口に行くとそちらの方には馬に乗った警官、つまりは騎馬隊がいた。全部で20ほどもいる。さっきの臭いの原因はこの馬たちらしい。

ここの入り口でまた入れないか聞いてみる。そうしているところへスタジアムの中から、警官に右腕を背中の方にねじりあげられた10代後半から20代くらいの若い男の子4~5人くらいが連れ出されてきた。中で暴れたりでもしたのだろう。

こっちでもやはり入れないと言われる。名ので、今度は反対側の入り口に行く。そちらにも騎馬隊あり。やはり入ることはできなかったが、外からでもグランドが見えたので、そこで観戦しようかと思って立っていたら、入り口付近から離れるよう警官に言われたため、しょうがないので退散することに。

スタジアムのまわりではユニフォームなどチームグッズを売るおじさんたちが20人ほど。警官はおそらく合計70人ほど。コルドバだからまだサッカー観戦はおとなしいかと勝手に予想していたが、そんなことはぜんぜんなかった。

せっかくなので周りを徘徊すると小さめのショッピングモールを発見。その隣にはでかい施設があったので、ちょっと高いところから中をのぞいてみると、そこは競馬場だった。

そこからまたバス停を探して歩き回り、幹線道路からバスに乗る。

今回は宿近くの通りまで行くバスだったので、あとは宿に戻り、明日チェックアウトするため宿代をまとめて払う。宿代は1泊28ペソ(約1000円)だった。

Fin

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