08/06/08
・真夜中の国境越え
・サバンナの風景
・にぎやかな路上
すっかり寝込んでいたのに添乗員の声で目が覚める。こんな夜中になんだなんだと思いながら、体を起こす。前の方に座っている客が座席を立ち、バスから降りようとしていた。座ったままの人が何人かいたので、トイレ休憩かと思い、ぼくはそのまま座っている。
しかし添乗員のにいちゃんが回ってきて、降りるようにいう。イミグレがどうのと言っているから、どうも国境に着いたよう。
時計を見るとちょうど2時。辺りに民家などは見えない。
乗客全員が、バスから降りてイミグレの小さなコンクリートづくりの建物の中に入る。質問もなく、出国手続きは終了。
またバスに乗る。ボリビアの入国手続きがまたすぐにあるだろうと思って起きていたのだが、30分たってもそれらしいところは見えてこない。他の客たちはまたすっかり寝込んでいるようなので、ぼくも寝ることにする。
道路は舗装されているようで揺れもなく、快調。横になっている姿勢が窮屈で何度か目が覚めるもののゆっくり眠ることができる。
次に起きたのは7時前だった。重い瞼を引き上げると、光が射し込んでくる。もう夜は明けたらしい。
日本の山の中ににた風景がしばらく続いた後、今度はパラパラと木々が見えるサバンナの風景になる。人が住んでいる集落は沿道には少なく、ほとんど見ることがない。
昼寝を何度かする。
サンタクルスに着いたのは夕方。まだ明るい。ターミナルはアスンシオンよりも大きい。
久しぶりのボリビア。ターミナルの敷地を出たところにある通りの向こうには屋台がいっぱい。う~ん、すばらしい! パラグアイのようなかごを持ったチーパ売りはいないが、移動式のガラスケースにパンを入れて売っている人がいる。こちらではトウキビの粉入りのパンも多い。
屋台が集まっているところにはホテルも集まっていたので、適当に何軒か料金を聞いて回る。そのうちの1軒に宿泊。1泊25ボリビアーノ(約400円)。
部屋はタイル張りの9畳ほどの広さがある部屋で、ベッドと小さな机、プラスチックの椅子があるだけ。でも、そこそこきれいでカビ臭さもなく、十分。
晩飯は屋台で食す。簡単なスープでちょっと冷め気味。でも値段は4ボリビアーノ(約60円)。安いなぁ。
夜は宿で。
Fin
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