2008年2月12日火曜日

テオティワカン遺跡へーメキシコシティ2日目

2008.2.10(日)午前

昨晩、1時過ぎに寝たのに7時過ぎに目覚める。
今日は、キューバ行きのチケットを買いに行こうかとと思っていたが、日曜で会社が閉まっていることに気づき、予定変更。早く目覚めたことだし、テオティワカン遺跡に行くことにした。

『地球の歩き方』には日曜は入場料無料だが、そのぶん混むとあったが、早く行けばきっと少ないだろうし、手元のペソも少なくなっていたので、ちょうどいいだろうと思い、朝飯も食わずに8時ちょっと前に宿をでる。

宿から1分ほどの地下鉄の駅から地下鉄に乗り、終点のIndos Verdes(インドスベルデス)で降りる。地上に上がる階段が、改札を出て左右に2カ所あり、左の方にまず出る。地上に出たところにバスがあったので、ピラミッドに行くか聞いたら、Noと言い、反対側だというようなことを言う。それで反対側の出口に出て、また待機しているバスの運転手にピラミッドに行くか聞くと、もっと向こうのバスと言って(たぶん)、指さす。

そちらの方に行くと、確かにPiramidesとバスのフロントガラスにあり、車体にはテオティワカンの象徴的な
意匠があり、ローマ字でTeotihuacanとあった。

すでに乗車する人の列ができている。列で並んでいる間に、道ばたの店でメキシコスタイルのサンドイッチを買う。中身はトマトとタマネギと卵焼き(というか揚げに近いけど)。13ペソ。

バス代は31ペソ。歩き方に載っている値段よりも高い。

トウキビ畑などを眺めながらバスは行く。てっきりみんな遺跡まで行くかと思っていたら手前の停車場で続々降りて、結局遺跡まで乗ってたのは2人ほどだった。ぼくの他は英語を話す親子らしき2人組とメキシコ人の親子。

バスを降りて10mほど行くと小さな管理小屋みたいなのがあって、その前に制服を着たおじさんがいた。管理小屋には代金等が書いてあったが、歩き方に日曜は無料とあったので、素通りすればいいのかなと思っていたら、前を言ってた外国人連れがカネを払っているではないか。その次に並んでいたメキシコ人はIDを見せて、カネを払わずに入っていった。要するに無料というのはメキシコ人だけだ。おい、歩き方!

それで45ペソ(約500円)払って入る。20mほど歩くと、今度はチケット切りの人が立っていて、その人がチケットに穴を開けてくれる。敷地にはいるといきなり土産物屋。メキシカンハットや絵はがきなどが売られている。それをとおるとガイドなどの受付窓口がある。ガイドを頼むほどのカネを持ってきていなかったので、ガイドはパス。だが、地図がないか英語で聞くと折りたたみのパンフレットをくれた。が、スペイン語。英語版はないらしい。

その建物を出ると目の前奥に月のピラミッドが見え、左の奥には太陽のピラミッドが見える。思わず、おおぉ、っと声がでる。想像よりも巨大、かつ広大。サッカー場なんて20面は軽くとれるんじゃないかという広さ。20万人以上の人口を抱えていたという推測もうなづける。

早速、月のピラミッドを上る。階段の高さが30cmほどあるため、ほとんど片足でフルスクワットをしているような感じ。傾斜も45度以上はありそうなので、ちょっとバランスを崩すとまっさかさまに落ちそう。かつ階段の石はボコボコしているので足下を常に見ていないとバランスを崩しそう。年輩の人や子どもの中には手をつきながら上っている人もいる。

息もきれぎれで(ここらは標高2000m以上)上る。壮観。しかし、向こうに見える太陽のピラミッドはもっと高い。

移動し、太陽のピラミッドに上る。こちらからの景色も圧巻。テオティワカンの遺跡の敷地が360度見渡せる。やはり広大。てっぺんには50人ほどいて、なにやら手をつないで瞑想している人たち(ヨーロッパ系)やメキシコ人の団体客や家族連れ、中国人10人ほどの客、日本人3人グループなどがいる。

この遺跡で感心したのは積み上げられている石がみんなバラバラの形をしていること。どうやって60mも積み上げたのか気になる。

10分ほど眺めて下る。下ったところにはテオティワカンの置物やアクセサリー、鳥の鳴き声がする笛などを売る先住民系のおじさん、おばさんが10人ほど待ちかまえている。

あるおじさんは「安いよ、高くない」と日本語で売り込んでくる。

ぼくはいらないと手を振りながら通り過ぎ、敷地内にある博物館に向かう。博物館では入り口でスペイン語でフラッシュはダメと言われる。

展示物の中にはカカオの実を象ったアクセサリーみたいなものがあり、数千年も前からカカオがこの地で食されていた(?飲まれていた?)ことがわかる。また、内陸にあるにもかかわらず、貝殻で作ったアクセサリーもあり、当時の交易が伺える。

その他、発掘された白骨も展示されており、改めて本当に人々が暮らしていたんだなと感じる。

つづく





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