2008年2月20日水曜日

サンクリストバル・デ・ラスカサスからカンクンへ(詳細)

2008.2.17(日)

昨晩の早寝のおかげか6時半には目覚める。外は半袖ではちと寒い。昨日までの宿と違って、犬の鳴き声もなく、外は静か。

昨日の無茶食いが聞いたのか、腹の調子が悪い。そういうわけで、バスは高いけど1等に決まり。

11時のチェックアウトまで日記の整理等。

11時前にチェックアウトする。ここも部屋に鍵がなかったので、グッバイするだけ。

思いザックを背負い、15分ほどおお汗を書いて、バスターミナルに到着。この時間になると、既に暑い。

12時半のバスに乗ろうと思っていたが、窓口(昨日と同じ女の人)で聞くと15時45分のバスが2席空いているだけだという。う~ん、と考えてしまうと、窓口の人はあっちを向いて、昨日と同じように、まったくこいつは、みたいな態度をする。

そこへ隣の窓口で対応していた男の人が、入ってきて英語で聞いてくる。それで、これしかないことを確認し、しょうがないので、それを頼むと760ペソ(約8000円)と言われる。予定していた金額(630ペソよりも高い。切符を見ると1等よりもさらに上のクラスだった。

グアダラハラーグアナファト間のように水500mlとお菓子とパンが付くならいいかと思っていたが、実際は水のみ。後部でいつでもお湯がとれるが、コーヒーの粉などは自分で用意していないとダメなよう。

15時45分まで4時間ほどあるので、中心部に戻る。中心部の広場の椅子に座っていたら、この間、断ったストラップなどを売っている女の子ふたりが近づいてくる。そして、ひたすら売り込まれる。2人なので、1本ずつでも試しに買うかと思っていたら、そこへやはり同じものを売っている別の女の子2人が様子見なのか寄ってくる。

さすがに4人からそれぞれ買うのはちょっとと思い、断ると、後から来た2人は早々に別のところへ消える。

いなくなったところで、最初の2人から1本ずつ買う。一本が20ペソ、もう一本が25ペソ。いらないと言っているうちは二本で30ペソと言っていたのが、最後はもっとということになった。あるいは最初にこれとこれで30と言っていたのを、指定したもの以外をぼくが選んだから、そうなったのか。とにかく言葉がわからないからようわからん。

選んでいる間も、2人でハポネス(日本人)は、なんとかと言っていたが、それがどんなことを言っているのかはわからなかった。

おカネを払ったら、くるっと向こうを向き、アディオスと一人の子が言って去っていった。

場所を変えて、その広場を別のところから見ていたら、やっぱりストラップを売っている別の女の子がこっちに寄ってきた。さっきの子らよりも小さいから7~8歳くらいだろうか。

さっき買ったのははちまきくらいの幅のある編み物だったが、今回は小さなストラップのみ。いくらか聞くと4本で10ペソと言う。そんなに安いのかと思い、4本、いいと思う柄のものを選び、10ペソコインを渡す。
にこりとすることもなく、彼女は方向を変え、また別のところへ行った。

ぼくはバスターミナルに戻り、1時間ちょっとの間待つ。

15時45分の発車時刻が来てもなんの案内もない。同じバスに乗るのであろう人たちが、係員に聞くと、もう少し待ってくれ、みたいなことを言われている。

遅れるなら遅れるって案内を出せばいいのにと思うのだが、それはメキシカンスタイルなのか?

そうして遅れること15分、無事乗車開始。
これまで乗ったバスとは乗っている人が違う。観光地に行くということで、年輩の白人の旅行者が5~6人ほどいる。

ぼくは便所の2つ手前の通路側の席。そこに行くと、でかいおじさんがすでに奥に座っていた。あいや!

椅子に座ると、やっぱりおじさん、はみ出している。肩をすぼめていないとおじさんに当たるので、非常に窮屈。デラックスだからどんなに乗り心地がいいかと思えば、結局、乗っている人間も体積がデラックスな人が多いから、運が悪いと逆に窮屈にな思いをすることになる。

しかも、みんなカーテンを閉めてしまっているので、外すら見えない。なんてこったい。これまでで最悪のバスの移動だ。

見たいものも見れないので、乗ってすぐに寝る。しばらくして、目が覚めると、そこは山の中だった。

山腹をバスが上っており、細い道路をくねくね走る。さっきまで閉まっていたカーテンが開いていて、外を見ると、山の斜面などにバナナを植え、家を建てて暮らしている人たちの集落が見える。山は樹種も多様。

日が昇っている間中、外を眺め、暗くなってきたらまた寝る。

バスが止まった感じを受け、目を開けると軍服を着た人が2人バスの中に乗り込んできていた。適当に乗客の荷物をチェックしている。こりゃなんか聞かれるだろうなと思っていたら案の定、ぼくの席のところで立ち止まり、低い小さな声で「Como se llama usted(コモ セ ジャマ ウステ=名前はなんですか?)」と聞いてくる。

名前を答えれば良かっただけなのかもしれないが、スペイン語であれこれ聞かれてもわからないので、パスポートを見せると、それをしばらく眺めた後、ぼくに戻し、足下にあったにカバンの中身を見せろというような仕草をする。

それでカバンのチャックを開け、中を見せるとゴソゴソと中をいじくりまわし、何もないとわかると元に戻し、グラシアス(ありがとう)と言って、バスから出ていった。

この後、23時半頃、今度は、前にもあった荷物検査所でバスが止まる。寝ていたぼくは何だと思い、座席で背伸びをしていたら、旅行者らしい若い男の人が、外に出ないといけないと英語で教えてくれる。

預けていた荷物が、すでに外に出されており、検査用の台に並べられている。検査員の一人の人が大きな声で「??ポルファボール(お願いします)」というと、他の人がカバンのチャックを開けだしたので、ぼくも倣ってチャックを開ける。

係員は、カバンの中に手を突っ込み、あれこれといじくりまわす。時間にすれば数十秒ほどいじくり回した後、ちゃんと係員が自分でチャックを閉める。

そのチェックで20分ほどかかり、またバスの荷物置き場に係員たちが荷物を戻し、バスは発車。

これでこの日は終わり。

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