2008年2月6日水曜日

ロサンゼルス滞在記 その3 はじめてのピンチ

(2008.1.31 中編)

ファーマーズマーケットを一通りみた後、メキシコに行くに当たっての現金を調達しようと近くに見えてたシティバンクに行く。

客はぼくを入れても3人しかいない。トラベラーズチェックを取り出し、現金に換えてもらうように頼む。4cmはあうかというガラス越しに窓口の人と話す。

すると窓口の男の人は、別の人に手続きを聞き始めた。どうもこれを扱い慣れていない様子。

戻ってきて、トラベラーズチェックの2カ所にサインをしろというので、サインをして渡すとIDがわかるものを出せという。それでパスポートを見せたが、クレジットカードはないかと聞かれる。

それで、持っていないと答えると、クレジットカード以外でかまわないから健康保険証のようなIDがわかるものがもう1種類必要だと言う。

つまり、IDがわかるものが2種類ないと現金に換えられないというのだ。これは困った。まさかトラベラーズチェックを換金するときに2種類のIDが必要だとは想像していなかった。

それで困ってしばらく沈黙し、キャンセルして店を出る。ここで現金化したらファーマーズマーケット内で売っていたうまそうなアイスでも買おうかと思っていたので、そんな気分は吹き飛んでしまった。

他の国でもこれだとやばいなと思い、とりあえずダウンタウンのシティバンクに行くことにする。

ダウンタウンにあるシティバンクは、どでかい40階はありそうなビルで、見るからにロサンゼルスの本店っぽかった。だから、そこでならこういうイレギュラーな事例にも慣れているだろうと淡い期待を抱いて行ってみた。

果たして行ってみると、インド系かアラブ系の女性が窓口で対応してくれ、やはり2つのIDを見せろと言われる。

これは本当にダメかなと思いながら、パスポートしか持っていないというと、彼女は上司っぽい人に相談しに行った。

戻ってきてから、彼女はここに来る前にどこか別のシティバンクに行ったかと聞いてきた。FAIRFAXのシティバンクに行ったと答えると、なぜそこで現金にできなかったかと聞かれる。それはIDを2種類持っていなかったからと言うと、ふ~ん、とうなづいて、「OK」と言い、もう1度サインをしてと、その場でサインし、彼女はそのサインを他のサイン見比べ出す。

それで、ぼくのサインを確認してから、なんとか今回はパスポートのみで現金化してくれることになった。

現金を受け取り、彼女から、次からは2種類のIDを持ってくるようにと言われ、店を後にした。いやはや助かった。彼女には感謝!。

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