2008年2月20日水曜日

キューバへの準備の日

2008.2.19(火)
カンクン2日目

昨夜は夜中まで日記を書いていたのに、朝は7時前には目覚めた–やっぱり蒸し暑くぜんぜんさわやかじゃない。

外に干していた洗濯物を見に行く。これまでのまちだったらだいたい一晩で乾いていたが、こっちではかなり湿っている。

1階に降りていくと何人か既に起きていて、これから行く場所の下調べをしている。ある人はイスラ・ムヘーレスというドルフィン’アーやシュノーケリングで有名な所に行くという。

彼はここに泊まっていった旅行者が書き残していった旅の情報ノートから使えるものを自分の手帳にメモしている。

彼が見おわったところで、ぼくはそのノートを借り、キューバ情報などをメモする。めちゃくちゃまめに書いている人もいて、自作の地図状に宿の位置やおいしい料理屋の位置など、事細かに書かれているページもある。

そのノートを見た後、本棚にあったカリブ海関係のガイドブックを見る。自分の不要な部分のみこの宿に残していったようで、どのガイドブックもキューバのページは抜かれていて、日本語での情報収集は困難。けっこう当てにしていたのだが。

9時をまわったところで外出する準備をして、外に出る。まずはカネをATMでおろし、ベリーズの大使館でビザを取ろうと思い、ロンリープラネットの地図にあった辺りをうろつくがなかなか見あたらず。

4人ほど聞いて、ここらのビルかと思い、入るとあたり。ベリーズの国旗が窓に貼られている。入口には開館時間は9時から15時とあるのにドアは開かないし、人がいる気配もない。

また後で来ることにして、先にキューバなどに行くための航空券の発券をしてもらいに旅行会社に行く。メキシコシティでチケットを買った会社の支店がこちらにもあるので、こちらで発見してもらう予定をしていたのだ。

ビルの外に出ると、昨日同—暑い。昨日よりも雲が多いので、若干日差しは弱いい気がするが、歩いてると額から汗がしたたり落ちてくる。ズボンを厚手のジーパンしか持ってきていないので、そのせいもあるだろうが。

歩道を歩いている人は少ない。ふらふらと15分ほど歩いて旅行会社に到着。チケットを発券してもらう。

それから一旦ベリーズ大使館に戻る。やはり人がいる気配はない。隣の事務所の人に、ここが大使館か確認すると、そうだという。

ドアの前でどうするかなと思っていたところへ、その事務所の人が出てきて、あっちにこのビルの管理人がいるから、そこで聞けばいつ開くか教えてくれるだろう、というようなことをスペイン語と英語を交ぜながら教えてくれる。

その教えに従って、管理人に聞くといつ開くかはわからないという。それでなんで大使館を探しているんだ、というようなことを言われたので、ビザがほしいというと、ここでは入手できない、といったことを言われる。

ベリーズ(これは国名ですよ)のビザはメキシコとの国境でも取れるが、キューバからの帰りの時にメキシコ以外の国に出るチケットを求められたときには、そのビザを代わりに見せてみようという魂胆だったのだが、どうもそれはできないようだ。ビザを事前に入手しすることによって、メキシコ以外の国に出ますという意志を示す証拠にしようと思っていたのだが。

まぁ、しょうがないので、これでベリーズビザの入手はあきらめ、しばしまちの探検。屋台や市場で食い物を買ったときに使うための自分用のスプーンとフォークが欲しかったので、それも探す。

中心部からバスで5分ほど南に行ったところにはプラザアメリカというショッピングセンターがある。まずはそこに行ってみたら、いわゆるブランドショップばかりで、スプーンやフォークは見あたらない。一角に巨大なワンフロアのみのスーパーがあり、そこにはあったが、フォークだけ4本とかという売り方しかしていないので、ここで買うことはやめる。

それにしてもメキシコの金持ち向けのショッピングセンターなのだろうが、見たことがある有名店ばかりで、結局、カネがあると同じようなものを買いたくなるのかと不思議に思う。もちろん、ものがいいというのもあるかもしれないが。

ちなみにそこにはニンテンドーDSやWiiも売ってました。客はいなかったけど。

そこを後にして、今度は地図に載ってたウォルマートに行く。アメリカでは典型的な大型スーパーに行くことができなかったので、フォークのこともあるし、行ってみることにしたのだ。

カバンを持ったまま入ろうとすると、入り口にいた係員の人に英語で止められる。そして、持っていた口が開いているカバンの口を、何やら赤字で書かれた用紙と一緒にホッチキスで留められる。おいおい、直接カバンの口をホッチキスで留めるかよ!

さらにウエストバックはチャックもプラスチックの留め道具で開かないように、留められる。やれやれ。小さいスーパーだったらカバンを預けておしまいなのに、こっちの方がカネがかからないということなのか? 

ウォルマートは想像していたよりもはるかに雑な店だった。倉庫のように商品が積み上げられ、店のレイアウトもくそもなく、まるで卸売り市場に来たような感じ。ここにはスプーンなどは見あたらず、ま、あってもかばんにそんなことするような店では買いたくないから、店内を一回りして出る。

店内には寿司をのコーナーもあり、メキシコ人らしい人が何人か寿司を注文していた。どこかの宿で一緒になった人が、アメリカにいたときに自分は太巻きを作り、アメリカ人がカリフォルニアロールを作ったところ、太巻きばかりが残ったという。太巻きが残った理由を彼は、外に海苔が付いていると、その海苔がのどにひっかかりアメリカ人にとっては飲み込むのが大変だから、と説明していたが、たしかに太巻きのようなものは売られていなかった。でも、海苔がのどにひっかかるって、ただ単にちゃんと噛んでいないか、口に入れすぎているだけだと私は思うのですが・・・。

ウォルマートを後にして、すぐ向かいにあるPlaza China Townに行く。ここならスプーンはおろか箸が売っている“ろうと思っていっ”ら、な”てことない中華料理の店と土産品みたいなものが売っているだけで、日用品はなかった。あわよくば箸を’ットし—う—思って“たのだ“、この•点で完全にあきらめる。

それから地元のスーパーに行く。そこにばら売りのスプーンとフォークがあったので、そこで買うことに。まぁ、これからどれだけ使うかわからないけど。ちなみにお値段は1本90円ほどで‚Made in Brazil。

そのスーパーの近くにはアメリカンエクスプレスの店があったので、ドミニカのためにトラベラーズチェックを現金に換える。アメリカと違ってサインとパスポートを見せるだけでOK。ぼくはドルでもらいたかったのだが、ペソで換算してそれから再度ドルに両替する仕組みのようで、その為替差額ぶんで14ドルぶんが消える。ああ、一泊分の宿代が・・

その後、郵便局で切手を買い、例の観光地—されている市場に行き、早い夕食をして夕方前には宿に帰る。

腕や首周りが赤く火焼けており、日差しの強さを改めて感じる。

夜はキューバ行きの荷物の用意。ここの宿は無料で荷物を預かってくれるので、キューバなどには持っていかない本を一つの袋にまとめる。

宿には新たな宿泊者が何人か登場。アラスカから自転車で南下しているという人や南米からチャリで北上してきてベネズエラから飛行機でカンクンに入ってきたという人、キューバに2~3日ちょっと行ってきたという人等々。

というわけで、明日(2月20日)はキューバへ移動です。

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