2008年3月23日日曜日

『世界がキューバ医療を手本にするわけ』

【本】
ハバナにて

吉田太郎『世界がキューバ医療を手本にするわけ』築地書館、2007
p222
医師とタクシー運転手で40倍の給料差
国営企業の独立採算制化、米ドルの合法化(現在はユーロ)、農産物自由市場の開設、自営業の拡大、外貨獲得に向けた観光の振興など、市場主義型経済を導入
→ニューリッチ層の誕生
→社会に貢献している労働者が四苦八苦するしている一方で、簡単にそれらの人々の月給を稼ぐ人がいる。
社会格差についてのカストロの発言
「格差という問題は新しいものではない。だが、経済危機がそれを悪化させた。不平等が高まったのだ。ある者は、グアテマラやアフリカの僻地で、あるいは標高数千メートルのヒマラヤの山中で、命を救う活動に従事している医師よりも、たった一月で40倍も50倍も稼いでいる。米国は決して、われわれを滅ぼすことはできやしない。だが、われわれは自滅できる」

p138
キューバの格言
「ソニャール・エス・コン・ロス・ビエス・エン・ラ・ティエラ」
(Sonal es con los pies en la tierra)

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