2008年3月22日土曜日

ドミニカ出国→ハバナトランジット→カンクン

2008.3.18(火)ー19(水)

6時頃おき、日記と荷物の整理。

8時半、郵便局に行く。宿を出ると昨日タクシーの約束をしたおじさんがすでに待っていた。

途中、メインストリートでパパイヤ4分の1カットを買う(15ドミニカペソ)。メインストリートは歩行者天国になっており、長いすなどが設置されている。その長椅子のところでは靴磨きの少年2人がすでに仕事を始めていて、若い20代くらいの男性やおじさんの靴を磨いている。郵便局に行き、葉書を出す。5枚で100ドミニカペソ(約400円)。

コロンブスの墓とコロンブス家の博物館に行こうと思ったが、遅れそうなのでやめる。結局、ここでは観光という観光はせず、ただ中学野球を見て、マーケットなどを歩いて、スーパーを見て、果物を食っただけになった。

銀行に行きカネをおろし、ユーロに両替する。手持ちのUSDはほぼなくなり、またハバナでのトランジット時にもしかして必要になるかもしれないとキューバでは有利なユーロにしたが、ドミニカペソからユーロはレートが結構悪い。ドルの方が良かったような。

道ばたを歩きながら蒸しパンらしきものを売っているおばさんがいたので、その人から買う(10ドミニカペソ)。食べてみるとトウモロコシの粉などを使って作ったプリンと蒸しパンの間のような食べ物。

宿に戻り、荷物を背負ってホテルを後にする。タクシーの運転手は外で待っていて、こっちを見て手を挙げる。よほど放したくない客らしい。後部座席にリュックをつみ、10時過ぎ発車。

しばらくして運転手が”テレフォン”と言って、ペンと紙を取り出す。自分のタクシーの名前らしく、ラファエロタクシーと言って、彼の携帯電話の番号を教えてくれる。また来たときにはそこに電話しろとのことらしい。たぶんもう二度と来ないんだよなぁ、と思いつつ、わかったわかったと彼に伝える。

コロンブスのどでかい墓のモニュメントの横を通り、海沿いの片側4車線の道路を走る。雲が多いものの、数日前と同じく海はコバルトブルー。すっかり凪いでいて、ときおりつりをしている人も見える。

30分ほど海を眺めながら走って、空港に到着。そこで700ドミニカペソ(約3000円)払う。30分走って、ドミニカでの外食7食分は高いのか安いのか。ガソリンスタンドを見ても単位がリッター当たりなのかガロンなのかわからないが、130ペソなどと書いてある。どちらにしても700ペソくらいじゃ、とても1ヶ月は食えそうにないことは明らかだろう。

とにかくここも含めカリブ諸国はタクシー代がバカみたいに高いのには閉口する。しかもここはタクシー以外の代替手段を用意していないし。

空港に入り、インフォメーションでクバーナ航空のチェックインカウンターを聞く。場所は教えてくれたが、何時からチェックインできるかわからないといったことを言う。えっ!と思い、電光掲示板を見たら、他の航空便はon timeとなっているのが、クバーナはno confirmとなっている。もしや飛ばないってことはないだろうなと、若干不安に思いながら30分ほど時間をつぶし、適当にチェックインするために列に並ぶ。

チャックインカウンターに入る前に、列を作っているところで女性がエアポートタックスとチケットのチェックをする。

ぼくのチケットを見て、キューバに入るにはビザ(ツーリストカード)が必要だから、それをチェックインカウンターで買えと言う。キューバには入国せずにトランジットで空港内のウェイティングルームにいるだけだと英語で伝えるが、彼女は解しない。それで用意していた簡単なスペイン語でキューバには入国したくないと言うと、ようやくわかったようで解放してくれる。

チェックインカウンターでは、荷物の個数を聞かれただけで、ツーリストカードについては何も聞かれず、すぐに手続きは終わり搭乗券をくれる。

それから出国審査。パスポートを渡すと、入国審査と同じくいっさい質問なしで、”タ ビエン”と言われて終わり。

次の手荷物検査では、靴まで脱がされ機械に通し、さらに身体検査。プラスぼくはカバンの中身のチェック。そのチェックが終わって、税関審査みたいなところがあり、2枚のカードに記入し提出しようとする。すると、ふらふらしていて職員に止められ、また荷物を検査される。カバンの中を開け、スペイン語でなんだかんだと聞かれるが、わからん。

その後は、特に何もなく通過。サントドミンゴのデューティーフリーショップはモンテゴベイ並みで、予想していたよりも店がある。

時間は12時。14時予定だが、何時になるかわからない飛行機を待合室で待つ。

飛行機は予定より約1時間遅れて15時に出発。ぼくは通路側の席だったため外を見ることができず、本を読む。

2時間半後の17時37分(ドミニカ時間)、ハバナに到着。着陸時には拍手がわく。この空港もこれで5回目だから見慣れてしまった。

さて、トランジットはどうするものかと飛行機を降りて様子を見る。通路には出国を待つ待合室につながるTransitと書かれたドアがあったのだが、そこの警備員はチケットを見せても入国審査の方に行けと言う。

それで入国審査の方に行き、審査の前に入国カードなどをチェックしていた職員に聞くと、一旦入国審査を通過しないといけないと言う。

しょうがないので、鬼門のキューバの入国審査なのだが、仕事が早そうな若い女性の審査官のブースに入る。が、これが失敗。

ツーリストカードについては問題なかったものの、パスポートの写真とぼくを見比べて首をひねる。それで他の職員に声をかけ、2~3人の職員にぼくは顔認証をされる。

その若い審査官は”You changed"とぼくを見ながら言う。まぁ、写真の自分は髪が短く髭もないけど、これまで他の国でも、またこの国でも他の審査官だったらなんの問題もなかったのに。まさかチケットなどのことではなく、こんなことで今回つかまるとは・・・。これだったら指紋認証の方が早いななどと思ったりする。

10分ほどそこでジロジロ見られたりして、なんとか通過する。

今度は手荷物の検査だったが、今度は行き先のことでおばさんの職員に問いただされる。どうもツーリストカードがないことを問題にしているようだったが、今し方入国審査を通ったばかりなのに、また聞くか!?

そのおばさんは5分ほで解放してくれる。時間は18時を回っていた。

明日の昼過ぎまで空港で待つことに。2階の出国ロビーに行き、ベンチで本を読んだり、ボーとしたり。

夜はベンチに横になって寝るが、結構冷えて長袖のシャツを着ていても目が覚める。

翌日19日、朝の5時過ぎには目が覚める。夜中の2時発の飛行機もあったので、夜中電気がついていて、人の出入りも多かった。この時間もメキシコシティかどこかに行く人たちがチェックインカウンターに列を作っている。

ぼくは朝飯代わりに空港内の売店でクラッカーを買う。本を読んだり、うとうとしたりして待つ。

11時。チェックイン。リュックをビニールでパッケージングして(クバーナの無料サービス)、今度は窓際をお願いする。トランジットだから不要な気もするが、払えというので出国税(Airport Tax)を25CUC払う。ハイチで手持ちのドルがほとんどなくなったので、昨日、こんなときのためにサントドミンゴでユーロに替えていた。それが役立つ。

さて、次はサントドミンゴに行くときにつかまった出国審査。前回は、最終的には問題はなかったものの、メキシコからのチケットは持っているのかとか、メキシコの次にどこに行くのかとか、いくらカネを持っているかなどを聞かれ、15分ほどひっかかってしまった。

今回はすんなりいくようにと、やや年輩の女性の審査官のところにいく(ちなみに審査官は女性ばかり)。すると今度はキングストンに行くときと同じく、無問答でかるくスルーする。すばらしい。

手荷物検査を受けて、それから搭乗ゲートの前で待つ。2時間ほどあったので、キューバ産のチョコレートを買って食う(0.3cuc:約40円)。他いくつか買い物。

今回は予定通りにフライトは飛ぶ。14時05分に出発し、メキシコ時間の14時30分頃到着。時差の関係でこうなるのがおもしろい。実際のフライトは1時間半ほど。今日は天気が良く、窓際だったこともあり、眼下の景色はなかなか良かった。相変わらずカンクンの海岸は波がきれい。

メキシコの入国もなんの質問もなく、逆にキューバはどうだったと聞かれただけ。すんなり入る。が、手荷物の検査に長蛇の列。1カ所でしかやっておらず、30分ほど待ってやっと通過する。

税関審査を出ると、左手にインフォメーションデスクが5つほど並んでいる。さすがリゾート地だ。

空港を出たらタクシー乗り場に出るが、宿の近くのバスターミナルまで行くADOという会社のエアポートバスに乗る(35メキシコペソ:約120円)。バス乗り場は入国用の出口から100mほど離れていて、出国用の出入り口を通り越した反対側にある。なんでこうわかりにくいところにあるのかと不思議。

バスの乗り口で料金を払って乗車。さすがメキシコ。バスは新品同様。車内のテレビでは動物園の飼育係のドキュメントのDVDが流れている。

30分ほどでバスターミナルに着き、その5分後くらいに宿に到着。前回泊まったときに忘れていったデジカメは、無事保護されていた。ありがたや。

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