2008年3月22日土曜日

カンクンでiPod探し+野球観戦

2008.3.19(水)

宿に着いて荷ほどきをして、またすぐに宿を出る。近くの広場にある屋台でモーレ料理を昼飯に食う(35ペソ:約400円)。

それからiPodを探して、カンクンの商業施設をまわる。カメラのデータを移すハードディスクなどを持ってきていなかったので、途中で会った旅行者何人かが写真などのデータの保存に使っていたiPod classicを買ってみることにした。

Plaza Americanという世界的に有名なメーカーやブランドのショップが入っているショッピングモールに行くと、コニカの店で扱っていた。USドルで80GBが約330ドル、160GBが約530ドル。値段はまあまぁ。

それからWal martにも安く売っていないか見に行ったが、ここにはなかった。

iPod探しはこれで終了。当初の予定では夜は宿でゆっくりするつもりが、Wal martの近くに野球場を発見してしまった。しかもこれから試合があるらしくライトが点いている。前回もこの辺を通ったのに気づかなかった。球場の入り口まで行くとすでに客が並んでいるが、試合自体は20時からのよう。

カメラの電池が切れていたので、一度宿に帰り、電池を交換し、また球場に行く。19時を少し過ぎたくらいだったが、すでに入場は始まっていた。入り口は人だかりで牛歩並みのスピードでしか進んでいない。

ぼくは入り口右手のチケット販売所にチケットを買いに行ったが、もう閉まっている。張り紙を見ると18時で販売は終了したよう。ありゃりゃと思っていたら、若い兄ちゃんが"Ticket?”と声をかけてくる。日本で言えばダフ屋のようで、130ペソ(約1500円)のバックネット裏のチケットを150ペソで売ると言う。

えらく高いなと思ったが、チケット売場に貼られている値段表を見ても一番やすいのが25ペソ(約300円:外野席)で、次が90ペソ(約1000円)、その次が130ペソ。でも、130は高いと思い、断り別のダフ屋を探す。

見ると10人近くいて、そのうち30代位の人に声をかけるとその人は90ペソのを90ペソで売るという。予定していたよりも高い値段に躊躇したが、もう2度と見ることはないかもしれないとそれを買う。

ここのチームはTigersというようで、Tigersのオフィシャルグッズも売っていた。ユニフォームを着ている客も多い。場内で売られているファースとフードはやっぱりタコス。

座席は三塁側の内野スタンド。すでにほぼ満員状態で、わずかに空いていたところに座る。日本人が見に来るのは珍しいのか、多くの人がこちらを見る。

20時前、チアリーダーが出てきて、ホームベース付近で音楽に合わせてダンス。それからみんな起立して音楽がかかる。3曲流れ、最後が国歌だったよう。

さて、試合が始まるかと思いきやこれからが長かった。チームのマスコットが車に乗って出てきて、ダンスをしたりして盛り上げる。それから、ライトが落とされ真っ暗な中、鼓笛隊が演奏しながら出てくる。その音楽に合わせて、火のついたバトンのような物(遠くからでよく確認できず)を持った女性が5人ほど出てきて、やはり鼓笛隊の演奏に合わせて踊る。みんなは静かに見ている。

早く終われよな、と思って待つ。10分ほどそれが続き、今度は花火。グランドにロケット花火が用意されており、それが10発ほど上がった後に、でかい打ち上げ花火が20発ほど。

それが終わってようやくライトがつく。そんなことしているから当然後始末が必要で、球場の係員が花火の後始末をしている。選手は芝生のところでアップを始め、ピッチャーはピッチングを開始。

それから、一旦選手がベンチに引き上げ、今度は選手の紹介。やっと審判が出てきて、両チームの監督がホームベースのところで握手。

で、やっと8時40分頃試合が始まった。

スタンドではビールやジュース、ピザや果物(マンゴー、きゅうりなど)、綿菓子、バナナチップ、ナッツ類を売る売り子が休みなく動いている。10代くらいに見える男の子も多い。みんなよく飲み、よく食べる。

カンクンのチームのピッチャーは140km台の球をバンバン投げる。が、3回につかまり4失点。その後、カンクンも2点を返すが、5回表を終わって22時半近くなっていたし、どんなもんかわかったので、帰る。

印象としてはぼくの見たキューバの試合よりもレベルが高い。それはモチベーションの違いなのか、たまたまそういうチームだったのかはわからない。

メキシコのは完全にメジャーリーグ式で、日本のような応援団はない。が、試合の合間合間に音楽がかかり、それに合わせて客が手拍子をしたりする。

メキシコもドミニカも野球は盛んだが、キューバのように街中で野球をしている姿はほとんど見なかった。日本でそうだったらしいように、現在のように経済的に発展する前は、それぞれの国もキューバのように街角で野球をやっていたのだろうか。

2008.3.21 カンクンからアップ

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なるほど。
メキシコの野球文化が垣間見れて面白かったです。
しかしまあ、午後8時40分に試合開始とは辛いですな。かつて日本で活躍した「8時半の男」の出る幕はないではないですか(笑)